塩漬けとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
損切りもせず、ナンピンもせず、ただ時間だけが過ぎていく——それが塩漬けだ。
食品の保存技術としては優秀だが、FXのポジションに使うと大抵ろくなことにならない。
意味・読み方
読み方: シオヅケ
簡単に言うと:
含み損が出たポジションを、損切りも追加もせずにそのまま長期間持ち続けること。
もう少し詳しく:
塩漬けという言葉は食品保存の「塩漬け」から来ており、「腐らせないように保存しておく」というニュアンスが転じてFX用語になった。
実態は「損切りできずに放置している」状態がほとんどで、「戦略的に長期保有している」とは明確に区別される。
塩漬けポジションが増えると証拠金が拘束され、新しいエントリーの機会を逃すという副作用もある。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 塩漬けポジション | ポジション自体を指すときの言い方 |
| 塩る(しおる) | 動詞化した俗語。「塩ってる」で塩漬け状態を指す |
| ホールド | 意図的な長期保有。塩漬けと似ているが、こちらは計画的なニュアンスがある |
混同注意:
– 長期投資 → 数年単位の計画的保有。
塩漬けとは異なる
どんな場面で出てくる?
1. 損切りラインを決めていなかったとき
エントリー前に損切りラインを設定していないと、どこで損切りすればいいか分からないまま含み損が広がっていく。
「もう少し待てば戻るかも」を繰り返すうちに、気づいたら塩漬けになっている。
2. スワップを言い訳に使うとき
スワップポイントがプラスの通貨ペアでは「スワップをもらいながら待てばいい」という理由が後付けで生まれやすい。スワップ収入と含み損の拡大を比べると、大抵の場合含み損の方が速い。
3. 長期にわたって口座に放置されている
数週間どころか、数ヶ月・数年単位で塩漬けになっているケースもある。
口座を見るのが怖くなって放置しているうちに、突然ロスカットされることもある。
よくある誤解・勘違い
「塩漬けは長期投資」ではない
結果的に相場が戻って利益になることもあるため「塩漬けでも勝てる」と思いがちだ。
ただし、その間証拠金が拘束され続け、他のエントリー機会を逃している機会損失は計算されていないことが多い。
塩漬けで経験したこと
口座を見るのをやめた。
数ヶ月後に久しぶりに開いたら、含み損がさらに膨らんでいた。
「戻れば含み損は消える」は正しい。
ただし「いつ戻るか」「本当に戻るか」は誰にも分からない。
戻ってきた瞬間に手仕舞って、その後さらに動いていくのを眺めた。
人間とは学習しない生き物である。


