ロスカットとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
FXを始めたばかりの人が最初に恐怖を感じる言葉のひとつがこれだ。
仕組みを理解すれば恐怖は半分くらいに減る。
ただし、体験した恐怖は別の話だ。
意味・読み方
読み方: ロスカット(Loss Cut)
簡単に言うと:
含み損が拡大して証拠金維持率が一定水準を下回ったとき、FX業者が自動的にポジションを強制決済すること。
もう少し詳しく:
証拠金維持率が業者の設定するロスカットレベル(多くの場合20〜50%)を下回ると、残資金を守るために業者側が強制的にポジションを閉じる。
FXではレバレッジをかけて取引するため、口座残高以上の損失が発生するリスクがある。
ロスカットは「それ以上の損失が出ないようにする安全装置」の役割も持つ。
自分で行う損切りとは異なり、業者が執行するため「ロスカ」「強制決済」とも呼ばれる。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| LC | 略称 |
| ロスカ | さらに略した口語表現 |
| 強制決済 | 意味をそのまま表した言い方 |
| 損切り | 自分で行う損失確定。ロスカットは業者が行う点が異なる |
混同注意:
– マージンコール → ロスカットの前に出る警告。
「証拠金が不足しています」という通知
どんな場面で出てくる?
1. 含み損が大きくなりすぎたとき
損切りを置かずにナンピンを繰り返した結果、証拠金維持率が限界まで下落してロスカットされるのが典型的なパターンだ。
2. 指標発表や要人発言で急激な相場変動があったとき
ボラティリティが急上昇する局面で、想定外の方向に動いてロスカットが発動することがある。
このときスリッページが発生すると、ロスカットレベルを超えた価格で決済されることもある。
3. ゼロカット制度との関係
海外FX業者ではゼロカット制度を採用している場合が多く、ロスカット後に口座残高がマイナスになっても業者が補填してくれる。
国内業者では追証(追加証拠金)が発生することがある。
よくある誤解・勘違い
「ロスカットされなければ損失ではない」は誤りだ
ロスカットされる前の含み損は「確定していない損失」だが、証拠金維持率はリアルタイムで下がっている。
「ロスカットされなければ大丈夫」という考え方がナンピン・塩漬けへの執着を生む。
ロスカットで経験したこと
証拠金維持率を確認していなかった。
突然ポジションが消えていた。
ロスカットされたことに気づいたのは、口座残高を見たときだった。
その直後に相場が戻ってきた。
もれなく後悔した。
「ロスカットされたくない」一心で入金してポジションを生き延びさせたこともある。
最終的に大きな損失になった。
入金した分だけ損失が大きくなっただけだった。


