ジョン・マギーとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
テクニカル分析に「教典」があるとしたら、ジョン・マギーが書いた本がそれに近い。
チャートを見てトレードをするすべての人が、直接・間接にこの人物の影響を受けている。
意味・読み方
読み方:ジョン・マギー
簡単に言うと:テクニカル分析の古典的名著「テクニカル分析の仮説」(原題:Technical Analysis of Stock Trends)を著したアメリカのアナリスト
もう少し詳しく:John Magee(1901〜1987)。
ロバート・D・エドワーズと共著で1948年に『Technical Analysis of Stock Trends』を刊行した。
この書籍はチャートパターンとトレンドラインによる相場分析を体系的に解説した最初期の著作のひとつで、出版から70年以上経つ現在も版を重ね続ける古典だ。
マギーは相場分析において「ファンダメンタルズは不要」という立場を取り、価格そのものにすべての情報が織り込まれているという考え方(テクニカル分析の哲学的基盤)を実践した。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| John Magee | 英語表記 |
| チャート分析の古典著者 | 肩書きとしての表現 |
| エドワーズ&マギー | 共著者エドワーズとセットで言及されることが多い |
『テクニカル分析の仮説』が残したもの
マギーとエドワーズの著書が後世のテクニカルアナリストに与えた影響は計り知れない。
この本が系統立てて解説したものが、今日トレーダーが当たり前のように使う概念の基盤になっている:
- trend-line(トレンドライン)の概念と引き方
- chart(チャート)パターンの分類(ヘッドアンドショルダー、三角形、旗型など)
- サポートとレジスタンスの理論
- 出来高とトレンドの関係
現在のFXトレーダーが「当たり前の知識」として使っているものの多くが、この一冊から始まっている。
マギーの思想:チャートへの純粋な信頼
マギーは晩年、オフィスの窓をすべてふさいで作業していたという逸話がある。
外の景色や日常のニュースが「ファンダメンタルズの雑音」として自分の分析を汚染することを嫌ったためだ。
これは単なる偏執ではなく、彼の哲学の実践だった。
「価格の動きにすべての情報が既に織り込まれている。
ならばチャートだけを見れば足りる」というテクニカル分析の根本思想を、文字通り体現していた。
technical-analysis(テクニカル分析)の信奉者が「チャートは嘘をつかない」と言うとき、その言葉の遠い出所はマギーのような人物にある。
よくある誤解・勘違い
「古い本だから今は使えない」と思っていた時期があった。
確かに株式市場の話が中心で、FXに直接適用できない部分もある。
でも読んでみると、サポートとレジスタンスの概念、トレンドラインの引き方、チャートパターンの意味——これらの本質的な説明は今でも完全に通用する。
「チャートを読む」ということの哲学的な基盤を知りたいなら、この本を読んで損はない。
関連用語
- technical-analysis(テクニカル分析):マギーが体系化に貢献したチャート分析の総体
- chart(チャート):マギーがすべての分析の基盤としたツール
- trend-line(トレンドライン):マギーの著書で詳細に理論化されたテクニカル分析の基本ツール


