ジョン・ボリンジャーとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「ボリンジャーバンド」という名前は知っていたけど、それを作った人間がいることを意識したのは後からだった。
ジョン・ボリンジャーという人物で、統計学の「標準偏差」をチャート上のバンドとして可視化した。
「価格のほとんどはこの範囲に収まる」という統計的な発想をトレードに持ち込んだのが革命的だった。
意味・読み方
読み方:じょん・ぼりんじゃー
簡単に言うと:ボリンジャーバンドを開発したアメリカのテクニカルアナリスト。
統計学の標準偏差をチャートに応用した先駆者。
もう少し詳しく:ジョン・ボリンジャー(John Bollinger)は1950年生まれのアメリカのテクニカルアナリスト・投資家で、CMT(公認テクニカルアナリスト)の資格保持者だ。
1980年代にボリンジャーバンドを開発・発表し、2001年には著書「Bollinger on Bollinger Bands」を出版してその手法を体系化した。
現在もBollingerBands.comで情報発信を続けており、独自の指標(%B・BandWidth)の普及にも貢献している。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| John Bollinger | 英語表記 |
| BB発明者 | 識別のための呼び方 |
ボリンジャーバンドの設計思想
ボリンジャーが着目したのは「価格の変動は一定ではない」という事実だ。
単純な固定幅のエンベロープではなく、価格変動の大きさ(標準偏差)に応じて幅が変わるバンドを設計した。
彼の発想の核心は「価格は統計的に、ある範囲(±2σ)の外にはなかなか出ない」という正規分布の考え方をチャートに適用した点にある。
ただし彼自身は「バンドを超えた=逆張りのシグナル」という単純な使い方を否定しており、「バンドはタグ(接触)であって、シグナルそのものではない」と言い続けていた。
なぜ±2σをデフォルトにしたか
統計的に正規分布に従うデータの約95.4%が±2σ範囲に収まる。
これを相場に適用したとき、「価格の95%がこの範囲にある=外に出ることは行き過ぎ」という解釈が生まれる。
ただし相場が正規分布に従わない局面(強いトレンド・バンドウォーク)もあり、そこが「±2σで自動的に逆張り」という誤用につながると彼は指摘していた。
著書と独自指標
ジョン・ボリンジャーはバンド本体だけでなく、バンド幅を数値化した%B(パーセントB)とBandWidth(バンド幅指標)を独自に開発した。
これらを使ったスクイーズ(バンド収縮)の検出が、彼の提唱する「正しいボリンジャーバンドの使い方」の核心にある。
よくある誤解・勘違い
「バンドの外に出たら逆張り」をボリンジャーバンドの使い方だと思ってた。
実際にはジョン・ボリンジャー本人が「それは誤用だ」と繰り返し言っている。
バンドへの接触は注目ポイントではあるが、そのままシグナルではない。
スクイーズ→エクスパンションという流れを使ったブレイクアウト戦略の方が、設計者の意図に近い使い方だと後から知った。
道具を作った人の思想を知ることで、使い方の誤解が解ける典型的な例だった。


