「今すぐじゃなくて、ここまで来たら たい」——その注文をあらかじめ出しておける仕組みがある。
ペンディングオーダーだ。
相場に張り付かなくていいし、感情で入るリスクも減る。
意味・読み方
読み方:ペンディングオーダー(未執行注文・待機注文とも)
簡単に言うと: 「価格がここまで来たら自動的に注文を通してほしい」とあらかじめ設定しておく注文方法。
もう少し詳しく: 現在の価格ではなく、指定した価格に到達したときに自動で執行される注文のこと。
相場を常に監視できないトレーダーや、特定の価格でのみエントリーしたいトレーダーに使われる。
MT4/MT5では4種類の注文タイプが選べる。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 未執行注文 | まだ執行されていない注文という意味 |
| 待機注文 | 条件成立を待っている状態を表す |
| 指値注文 | ペンディングオーダーの一形態。特定価格で指定 |
| 逆指値注文 | ブレイクアウト狙いの指定。ストップエントリーとも |
4種類のペンディングオーダー
| 種類 | 内容 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Buy Limit | 現在価格より下の価格で買い | 押し目を狙いたいとき |
| Sell Limit | 現在価格より上の価格で売り | 戻り売りを狙いたいとき |
| Buy Stop | 現在価格より上の価格で買い | 上抜けブレイクを狙うとき |
| Sell Stop | 現在価格より下の価格で売り | 下抜けブレイクを狙うとき |
逆指値との関係
Buy StopとSell Stopは逆指値(ぎゃくさし)と呼ばれる注文だ。
「現在価格よりも不利な方向に注文を出す」という一見不思議な設定だが、ブレイクアウト後の勢いに乗りたいときに使う。
例えばドル円が150.00の抵抗線付近にあるとき、150.10にBuy Stopを置けば「150.10を超えたら自動的に買い」になる。
ブレイクの確認を待たずに乗れる反面、ダマシの突き抜けで引っかかるリスクもある。
よくある誤解・勘違い
ペンディングオーダーを出しっぱなしにして、有効期限を設定し忘れた。
翌週、忘れていた時期の注文が突然執行されて驚いた経験がある。
相場環境がすっかり変わっているのに、1週間前に置いた注文が動いてしまった。
MT4/MT5では有効期限(Expiry)を設定できる。
「この日時を過ぎたら自動キャンセル」にしておかないと、放置注文が意図しないタイミングで執行されるリスクがある。
特に経済指標発表をまたぐ場合は要注意だ。
関連用語
- 指値注文(sashihe-order)


