IOC注文とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「今すぐ入れたいけど、約定しなかったら別にいい」——そういう場面で使う注文方式がIOC注文だ。
意味・読み方
読み方:アイオーシーちゅうもん
簡単に言うと:注文を出した瞬間に約定できる分だけ成立させて、残りは自動でキャンセルする注文方式。
もう少し詳しく:Immediate or Cancelの略。
注文を出した瞬間に、指定した価格(または成行)で約定できる量だけ約定させ、残りは即座にキャンセルされる。
「今の価格で入れるなら入る、入れないなら諦める」という意思を自動化した注文方式。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| Immediate or Cancel | 英語正式名称 |
| アイオーシー | 略称での口語表現 |
IOC注文の仕組み
| ケース | 動作 |
|---|---|
| 全量約定できた | そのまま全部成立 |
| 一部しか約定できなかった | 約定分だけ成立し、残りは即キャンセル |
| 全量約定できなかった | 注文全体がキャンセル |
「いったん注文を受け付けてしばらく待つ」という動作はしない。
即座に処理して、余りは消す。
FOK注文との違い
IOC注文と混同されやすいのがFOK(Fill or Kill)注文だ。
| 注文 | 動作 |
|---|---|
| IOC | 部分約定あり。約定できた分だけ成立し残りキャンセル |
| FOK | 部分約定なし。全量約定できなければ全キャンセル |
IOCは「一部でも入れればOK」、FOKは「全部入らないなら要らない」という使い分け。
よくある誤解・勘違い
IOC注文を知らなかった頃、流動性が薄いタイミングで大きな注文を成行で出してスリッページが大きくなったことがある。
IOCを使えば「その価格でしか入らない」という条件をつけられる場面もある。
ただ、個人FX業者の多くはIOC注文に対応していないか、スキャルパー向けの特殊口座でしか使えないケースが多い点は注意が必要だ。


