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ポール・チューダー・ジョーンズとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】

現代トレーダー
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ポール・チューダー・ジョーンズとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】

「負けることを恐れるより、負けたときにどう動くかを決めておけ」——この思想を体現したトレーダーがいる。

ポール・チューダー・ジョーンズだ。

ウォール街の伝説の一人でありながら、そのスタイルはどこか武道家に近い。


意味・読み方

読み方:ポール・チューダー・ジョーンズ(Paul Tudor Jones)

簡単に言うと: 1987年のブラックマンデーで大儲けしたことで有名な、世界屈指のマクロトレーダー。

もう少し詳しく: 1954年生まれ、テネシー州メンフィス出身。

コモディティブローカーとして相場の世界に入り、1980年にチューダー・インベストメント・コープを設立。

テクニカル分析と経済のマクロ動向を組み合わせた独自のスタイルで、数十年にわたって安定した運用成績を残し続けている。


別名・類似語・略称

表現 補足
Paul Tudor Jones 英語表記
マクロトレーダー 彼のスタイルを表す呼び方
PTJ トレーダー間での略称

ブラックマンデーと伝説の取引

1987年10月19日、ダウ平均が一日で22%以上暴落した「ブラックマンデー」。

多くの投資家が壊滅的な損失を被った日、ジョーンズは事前に暴落を予測して空売りポジションを積み上げていた。

その日だけで200%を超えるリターンを叩き出したとされる。

1984年から1988年にかけて、年率200%以上のリターンを記録したという数字も残っている。

彼がその予測に至ったのは、1929年の大恐慌前のチャートと当時の市場の動きが酷似していることに気づいたからだと言われている。

歴史の繰り返しを数字とチャートで捉えた瞬間だった。


ジョーンズの投資哲学

リスク管理が最優先
「毎月の利益を守ることより、資本を守ることの方が重要だ」——彼がもっとも重視したのは「負けないこと」だった。

どれだけ自信があるポジションでも、損切りラインを決めずには入らない。

「5対1のルール」
ジョーンズが語った原則の一つ。

リスク1に対してリターン5以上が見込めないトレードはやらない。

たとえ勝率が40%でも、このレシオが守れていれば長期的には資産が増える。

テクニカルとマクロの融合
純粋なテクニカルトレーダーでも、純粋なファンダメンタル投資家でもない。

経済の大きな流れ(マクロ)を背景に置きながら、エントリーとエグジットはチャートで判断する。

この組み合わせが彼のスタイルの核心だ。

謙虚さの継続
「相場で最も危険なのは、自分が正しいと確信しているときだ」と語っている。

どれだけ実績を積んでも、相場に対する謙虚さを手放さなかった。


ドキュメンタリーとその後

1987年にPBSが制作したドキュメンタリー『Trader』では、ジョーンズのトレードの様子が記録された。

しかしジョーンズ自身が後に買い取り、ほぼ流通しないようにしたとされる。

「自分の手の内を見せすぎた」と後悔したからだとも言われている。

現在も慈善活動に積極的で、Robin Hood Foundationを設立してニューヨークの貧困問題に取り組んでいる。

相場の世界での成功を、別の形で社会に還元し続けている人物だ。


関連用語

  • リスク管理(risk-management)
  • マクロトレード(macro-trading)
  • トレンドフォロー(trend-follow)