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FXの損切り・利確の基本ルールを初心者向けに解説

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FXの損切り・利確の基本ルールを初心者向けに解説

前回、LINK0の基本的な考え方について見てきましたね。トレンドの方向を確認して、動き出したタイミングに合わせる、というお話でした。

今回は、その続きです。エントリーした後、「どこで取引を終えるか」という話をします。これには2つのパターンがあって、それが「損切り」と「利確」です。

正直に言うと、この「損切り」の話は、これまでの中でも特に大切な内容です。少し気持ちが引っかかる部分もあるかもしれませんが、ゆっくり一緒に見ていきましょう。

損切りと利確、それぞれ何のこと?

まず、言葉の意味を確認しておきましょう。

  • 利確(利益確定):価格が、自分の予想した方向に動いて、利益が出ている状態で取引を終えること
  • 損切り(ストップロス):価格が、自分の予想と逆方向に動いて、損失が出ている状態で取引を終えること

利確は、いわば「ゴール」です。「ここまで進んだら、成功として終わりにしよう」というラインですね。

一方の損切りは、ちょっとイメージしにくいかもしれません。「損をするために、取引を終える」というのは、なんだか変な感じがしますよね。これについて、もう少し詳しく考えてみましょう。

なぜ「損切り」が必要なの?

ここで、たとえ話を一つ。

あなたが、知らない山道を歩いているとします。歩いているうちに、「あれ、この道、なんか違う方向に向かってない?」と感じることがあったら、どうしますか?

そのまま「いつか正しい道に戻るかもしれない」と思って進み続けると、どんどん遠くまで行ってしまい、戻るのが大変になってしまいます。

「ちょっと違うかも」と感じた時点で、引き返す。これが、損切りの考え方に近いです。

FXの取引でも同じです。エントリーした後、価格が予想と逆方向に進んでしまうことは、誰にでもあります。これは、悪いことでも、失敗でもありません。「予想と違う方向に進んでいる」ということが分かった時点で、「ここで一度、取引を終えておく」という約束事を、あらかじめ決めておくのが、損切りです。

損切りを決めずに取引すると、どうなる?

もし、損切りを決めずに取引をしてしまうと、どうなるでしょうか。

価格が予想と逆方向に進んでいるのに、「もう少し待てば、戻るかもしれない」「ここで終わらせるのは悔しい」という気持ちが出てくることがあります。

そうすると、損失がどんどん大きくなっていく可能性があります。さらに、以前お話しした「証拠金維持率」が下がっていき、最終的には「ロスカット」という、強制的に取引が終了する仕組みが働いてしまうこともあります。

ロスカットは、いわば「最後の安全装置」です。でも、これが発動するということは、想定よりも大きな損失が出てしまっている、ということでもあります。損切りは、「ロスカットよりも手前で、自分の意思で取引を終える」ための、大切な仕組みなんです。

MT4/MT5で、損切り・利確を設定してみましょう

実際に、注文画面で損切りと利確を設定する方法を確認してみましょう。

  1. 新規注文の画面を開く
  2. 「S/L(Stop Loss)」という欄に、損切りの価格を入力する
  3. 「T/P(Take Profit)」という欄に、利確の価格を入力する
  4. 注文を出す

これを設定しておくと、価格がそのラインに達したときに、自動的に取引が終了します。つまり、「自分がチャートを見ていない間でも、決めたルールが実行される」という、心強い仕組みなんです。

すでに出している注文に、後から損切り・利確を設定したり、変更したりすることもできます。「ポジション一覧」のような画面から、該当の注文を選んで、S/LやT/Pの欄を編集してみましょう。

損切りの位置は、どうやって決める?

「損切りのラインは、どこに置けばいいの?」というのは、とても自然な疑問です。

これには、いろいろな考え方がありますが、初心者の方にまず意識してほしいのは、「pipsロットの計算」と結びつけて考える、ということです。

前のステップで、「0.1ロットなら、1pipsあたり100」というような計算をしましたね。これを使うと、

  • 「損切りまでの距離が30pips」で
  • 「ロット数が0.1」なら
  • 「もし損切りに達したら、3,000円の損失」

ということが、エントリーする前に計算できます。

「このトレードで、最大いくらまでの損失なら受け入れられるか」を、エントリー前に決めておく。そして、その金額になる位置に、損切りを設定する。この順番で考えることが、とても大切です。

利確の位置は、どうやって決める?

利確についても、同じように考えることができます。

「ここまで価格が動いたら、利益を確定しよう」というラインを、エントリー前に決めておきます。

ここで、一つの考え方として、「損切りまでの距離」と「利確までの距離」を比べてみる、という方法があります。

たとえば、

  • 損切りまでの距離が30pips
  • 利確までの距離が60pips

だとすると、「損失の2倍の利益を目指す」という設定になります。これは、「もし結果が半々の確率だったとしても、利益のほうが大きくなるように設計する」という考え方です。

最初から完璧な比率を見つける必要はありません。「損切りと利確、両方を、エントリー前に決めておく」という習慣そのものが、今日の一番大切なポイントです。

デモ口座で、損切り・利確を設定する練習をしてみましょう

最後に、デモ口座で実際に練習してみましょう。

  1. 前回のステップを参考に、エントリーする
  2. 注文画面で、S/L(損切り)とT/P(利確)を、それぞれ設定する
  3. 設定した価格に、価格が近づいていく様子を観察する
  4. 実際に決済されたときの結果を確認する

「設定した通りに、取引が終わった」という経験を、デモ口座で何度か積んでおくと、「ルールを決めておくと、こうやって機能するんだ」という安心感が生まれてきます。これは、この先リアル口座で取引するときにも、大きな支えになってくれるはずです。

まとめ

今回は、損切りと利確という、「取引を終える」ための2つの考え方について見てきました。

損切りは、「予想と違う方向に進んだときに、自分の意思で取引を終えるためのルール」です。利確は、「目標まで到達したら、成果を確定するためのルール」です。どちらも、エントリーする前に決めておくことが大切です。

これで、「トレンドを見分ける」「エントリーする」「損切り・利確を決める」という、トレードの基本的な一連の流れが揃いました。次のステップでは、これらを支える、「資金管理」という考え方について、一緒に見ていきましょう。


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