ロウソク足の見方・読み方を初心者向けにやさしく解説
前回までで、 LINK0 やリアル口座にログインできるようになりましたね。
ログインして、チャートを開いてみると、縦長の棒みたいなものがたくさん並んでいるのが見えると思います。これが「ロウソク足」です。
最初に見たとき、「なんかゲームの棒グラフみたいだな」くらいの感想だったんじゃないでしょうか。実はこれ、一本一本に「いつ・いくらで・どう動いたか」という情報がぎゅっと詰まっているんです。今日は、この読み方を一緒に確認していきましょう。
最初に、一つお伝えしておきます。このシリーズでは、画面の説明に「MT5(MetaTrader 5)」を使っていきます。MT4や、会社独自の取引ツールでも、考え方そのものは同じなので、別のツールを使っている方も安心して読み進めてください。「MT5ではここにあるボタンが、自分のツールではどこにあるかな?」というくらいの感覚で、対応する場所を探してみてくださいね。
ロウソク足、一本にはどんな情報が入ってる?
ロウソク足は、ある時間の中で「価格がどう動いたか」を1本で表したものです。
一本の中には、次の4つの価格が記録されています。
「始まり・終わり・一番高い・一番低い」、この4つが分かれば、ロウソク足は読めるようになります。難しく聞こえるかもしれませんが、実は私たちが普段使う温度計のグラフとあまり変わりません。「今日の最高気温と最低気温、朝と夜の気温」みたいなものですね。
ロウソク足の形を見てみましょう
実際のロウソク足は、太い四角の部分(実体)と、その上下に伸びる細い線(ヒゲ)でできています。
実体(太い部分)
価格が上がって終わった場合、実体は「上昇」を表す色(多くは白や緑)になります。逆に、価格が下がって終わった場合は「下降」を表す色(多くは黒や赤)になります。
つまり、実体を見るだけで、「その時間、価格が上がったのか下がったのか」がパッと分かるようになっているんです。
ヒゲ(細い線)
実体の上下に伸びている細い線が「ヒゲ」です。
上に伸びているヒゲは、「その時間の中で、一番高くなったところ」を示しています。下に伸びているヒゲは、「その時間の中で、一番低くなったところ」を示しています。
つまり、ヒゲを見ると、「実体の範囲を超えて、どこまで価格が動いたか」が分かるんです。ヒゲが長いときは、「一度大きく動いたけど、結局その方向には進めなかった」という、価格の押し合いの跡だと考えることができます。
上昇のロウソク足・下降のロウソク足
実際にチャートを見ながら、確認してみましょう。
MT4/MT5でチャートを開くと、白っぽい(緑っぽい)ロウソク足と、黒っぽい(赤っぽい)ロウソク足が混ざって並んでいるのが見えるはずです。
- 上昇のロウソク足:始値より終値が高い → 「その時間は価格が上がった」
- 下降のロウソク足:始値より終値が低い → 「その時間は価格が下がった」
色の組み合わせは、設定によって変えることができます。最初は、ご自分の使っているチャートでどちらの色が「上昇」を表しているのか、一度確認しておくと安心です。
「1本のロウソク足」が表す時間は、設定で変わる
ここで、ちょっと大事な話をします。
このロウソク足、1本が表す時間の長さは、自分で設定を変えることができます。これを「時間軸」と呼びます。
たとえば、
- 1分の時間軸:1本のロウソク足が「1分間」の動きを表す
- 1時間の時間軸:1本のロウソク足が「1時間」の動きを表す
- 1日の時間軸:1本のロウソク足が「1日」の動きを表す
つまり、同じ「ロウソク足」という形でも、見ている時間の長さによって、表している内容が全然違うんです。この時間軸の選び方については、次のステップで詳しく見ていきますので、今は「ロウソク足1本=ある時間の動きをまとめたもの」ということだけ、しっかり押さえておいてください。
チャートを見ながら、実際に確認してみましょう
ここで、実際にMT4/MT5を開いて、一緒に確認してみましょう。
- チャート画面を開く
- マウスを、どれか1本のロウソク足の上に持っていく
- その時間の「始値・終値・高値・安値」がポップアップなどで表示される(設定によって表示方法は異なります)
実際の数字を見ながら、「あ、これが始値で、これが終値か」と確認してみると、さっきまで「なんかの模様」に見えていたロウソク足が、急に「情報の塊」に見えてくるはずです。この感覚、ぜひ味わってみてください。
いくつかのロウソク足が並ぶと、何が見える?
ロウソク足は、1本だけを見るものではありません。何本も並んだときに、その「流れ」を見ることが大切です。
たとえば、
- 上昇のロウソク足が連続している → 「最近、価格は上がり続けている」
- 下降のロウソク足が連続している → 「最近、価格は下がり続けている」
- 上昇と下降が交互に出ている → 「価格が上下に行ったり来たりしている」
こうした「流れ」を見ることで、「今、価格はどっちに向かっているのか」「それとも、迷っている状態なのか」が、なんとなく見えてくるようになります。
これが分かってくると、チャートを見るのが少し楽しくなってくるはずです。最初は「ただの模様」だったものが、「価格の物語」として読めるようになってくるんですね。
今日は「読めるようになること」を目指しましょう
今回の内容は、「これを使ってすぐに取引で勝てる」というものではありません。
今日の目標は、チャートを見たときに、「あ、これは上がったんだな」「これは下がったんだな」「ここまで一度動いたけど戻ったんだな」と、ロウソク足の意味が分かるようになることです。
これができるようになると、この先のステップで出てくる「トレンド」や「エントリーのタイミング」といった話も、ずっとスムーズに理解できるようになります。まずは、ロウソク足を「読める」ようになること。それが今日のゴールです。
まとめ
今回は、ロウソク足の基本的な見方について、一緒に確認してきました。
実体(始値と終値の差)、ヒゲ(その時間の中での最高・最低)、そして色による上昇・下降の判断。この3つが分かれば、ロウソク足はもう読めています。
次のステップでは、「1本のロウソク足が表す時間」、つまり時間軸の選び方について、一緒に見ていきましょう。
関連用語をチェック
チャートの基本用語(ロウソク足、実体、ヒゲ、始値、終値など)は、下記の用語ハブでまとめて確認できます。


