「 が出てる」——この一言をよく聞くけど、「どうなったらトレンドが出てる」のか、明確に答えられるか? なんとなく「上がってる感じ」では、トレードの根拠にならない。
意味・読み方
読み方:トレンドのていぎ
簡単に言うと:相場がどちらの方向に向かっているかを明確に示すルールのこと。
もう少し詳しく:最も広く使われているのがダウ理論に基づく定義。
上昇トレンドは「高値と安値が継続的に切り上がっている状態」、下降トレンドは「高値と安値が継続的に切り下がっている状態」と定義する。
これ以外にも移動平均線の向きや、チャートの目視で判断する方法もある。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| ダウ理論のトレンド | 最も基本的な定義の根拠 |
| 上昇トレンド / 下降トレンド | 方向を明示した言い方 |
| 強気相場 / 弱気相場 | 上昇・下降を大局観で表現した言い方 |
| レンジ | トレンドがない状態 |
ダウ理論によるトレンドの定義
ダウ理論では、トレンドをこう定義する。
上昇トレンド(アップトレンド)
「より高い高値(Higher High)と、より高い安値(Higher Low)が続く状態」
前の高値を更新し、かつ前の安値も切り上がっていること。
下降トレンド(ダウントレンド)
「より低い高値(Lower High)と、より低い安値(Lower Low)が続く状態」
前の高値が更新されず、かつ前の安値も切り下がっていること。
レンジ(トレンドなし)
高値・安値が切り上がりも切り下がりもしていない状態。
移動平均線による定義
ダウ理論以外にも、シンプルな定義として移動平均線の向きを使う方法がある。
移動平均線が右肩上がり → 上昇トレンド
移動平均線が右肩下がり → 下降トレンド
移動平均線が横ばい → レンジ
複数の移動平均線(短期・中期・長期)が同じ方向に並んでいるとき(パーフェクトオーダー)は、トレンドが強い状態とされる。
時間軸によってトレンドは変わる
同じ通貨ペアでも、日足で見れば上昇トレンド、1時間足で見れば下降トレンド——これは普通によく起きる。
どの時間軸のトレンドを基準にしているかを明確にしないと、「トレンドに乗ってるつもりが逆張りをしていた」ということになる。
基本は「上位足のトレンドに従い、下位足でエントリーを探す」という考え方。
日足が上昇トレンドなら、1時間足の押し目で買いを狙う。
よくある誤解・勘違い
「上がってるからトレンドがある」と思っていた。
でも急騰・急落は「トレンド」じゃなくて「ただの一方的な動き」のことも多い。
本当のトレンドは「押し目を挟みながら、着実に方向感を作っていく動き」で、その判断基準はダウ理論の高値・安値の切り上がり・切り下がりを確認することが出発点になる。


