の形だけを見てトレードする人もいれば、「世界経済全体がどう動いているか」から考える人もいる。
後者のようなアプローチを、マクロトレーディングと呼ぶことがある。
意味・読み方
読み方:マクロトレーディング
簡単に言うと:各国の経済全体の状況や、金利・政策の動きをもとに、為替の方向性を考えるトレードのやり方のこと。
もう少し詳しく:「マクロ」とは、経済学でいう「マクロ経済」、つまり一国・世界全体の経済の動きを指す言葉。
マクロトレーディングとは、個々のチャートのパターンよりも、各国の経済成長率、金利政策、インフレ、雇用状況といった、大きな経済の流れを重視して、通貨の売買方向を考えるアプローチのこと。
「この国は今後、金利を上げそうだから、その国の通貨は買われやすくなるのではないか」というように、数週間から数ヶ月、あるいはそれ以上の期間を見据えて取引することが多い。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| グローバルマクロ | より大きな視点を強調した言い方 |
| ファンダメンタルズ重視のトレード | アプローチの中身を説明した言い方 |
マクロトレーディングで見られる要素
マクロトレーディングでは、以下のような要素が重視されることが多い。
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各国の金利政策:中央銀行が金利を上げる方向か、下げる方向かという見通し
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経済成長率(GDP):その国の経済がどれくらいのペースで成長しているか
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インフレ動向:物価がどれくらいのペースで上昇しているか
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雇用情勢:雇用統計などから見える、その国の労働市場の状況
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政治・政策の動き:選挙や、政府・中央銀行の政策方針の変化
これらの情報を組み合わせて、「この国の経済はこれから強くなりそうだから、その国の通貨も強くなりそうだ」といったシナリオを作り、そのシナリオに基づいて、比較的長い期間ポジションを持つ、というのがマクロトレーディングの基本的な考え方になる。
チャート分析との違い
チャート分析(テクニカル分析)は、主に「価格そのものの動き」から将来を予測しようとするアプローチ。
一方、マクロトレーディングは、「なぜその国の経済が強くなりそうなのか」という、価格の背景にある理由の方を重視する。
実際には、多くのトレーダーが両方の視点を組み合わせている。
マクロの視点で「この通貨は中長期的に買われやすそうだ」という大きな方向性を持ちつつ、実際にエントリーするタイミングは、チャート分析を使って決める、という使い分け方が一般的によく見られる。


