って、ずっと同じ調子で動いてるわけじゃない。
じっと我慢する時期があって、急に伸びる時期があって、また落ち着いて、最後にガクッと下がる…これを繰り返してる。
そのパターンを「相場サイクル」として捉える考え方がある。
意味・読み方
読み方:そうばサイクル
簡単に言うと:相場が「ためる」「伸びる」「ばらける」「落ちる」という4つの段階を繰り返している、という見方のこと。
もう少し詳しく:相場サイクルとは、価格の動きを「蓄積(アキュムレーション)」「上昇(マークアップ)」「分散(ディストリビューション)」「下落(マークダウン)」という4つの局面の繰り返しとして捉える考え方。
レンジの中で力を溜めている期間(蓄積)があり、そこからトレンドが発生して価格が伸びていく期間(上昇)があり、その後再びレンジに入って力が分散していく期間(分散)があり、最後にまた価格が下がっていく期間(下落)がある、というイメージで相場全体を見る。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 蓄積・上昇・分散・下落 | 4局面をそのまま並べた言い方 |
| ウィコフサイクル | この考え方の元になったとされる人物の名前に由来する呼び方 |
| アキュムレーション・マークアップ・ディストリビューション・マークダウン | 英語表現 |
4つの局面の特徴
| 局面 | イメージ | 特徴 |
|---|---|---|
| 蓄積(アキュムレーション) | じっと力を溜めている時期 | レンジ相場で、大きな値動きが少ない |
| 上昇(マークアップ) | 一気に動き出す時期 | 明確なトレンドが発生し、価格が大きく伸びる |
| 分散(ディストリビューション) | 勢いが落ち着いてくる時期 | 再びレンジ相場になり、それまでのトレンドの勢いが弱まってくる |
| 下落(マークダウン) | 反対方向に大きく動く時期 | それまでとは逆方向にトレンドが発生する |
この4局面は、上昇トレンドの後の流れとして説明されることが多いが、下降トレンドから上昇トレンドに転じる場合も、同じような「蓄積→上昇→分散→下落」というサイクルの考え方が応用されることがある。
相場サイクルを意識するメリット
相場サイクルという考え方を持っていると、「今のレンジは、トレンドの後の分散局面なのか、それともこれからトレンドが発生する蓄積局面なのか」といった視点で、現在の相場を捉えることができる。
ただし、実際の相場で「今がどの局面なのか」をリアルタイムで正確に判断するのは簡単ではなく、後から振り返って初めて「あれは蓄積局面だったんだな」とわかることも多い。
そのため、相場サイクルは「絶対的な判断基準」というよりも、「相場全体の流れを大きく捉えるための枠組みの一つ」として使われることが多い。


