切るとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「切れなかった」——FXで一番多い後悔のセリフだと思う。
含み損が広がっているのにポジションを閉じられず、最終的に大きな損を抱える。
「切る」という行為は、美容師の自分にとってはハサミを入れることと同じだ。
タイミングよく切れるかどうかで、仕上がりが全然変わる。
意味・読み方
読み方:きる
簡単に言うと:損失が出ているポジションを決済して、損を確定させること。
もう少し詳しく:「切る」とはsongiri(損切り)のこと。
思惑と逆方向に動いたポジションを、損失が確定している状態で決済する行為を指す。
「切る」「損切りする」「SLを執行する」は全て同じ意味で使われる。
SL(ストップロス)注文が自動で執行された場合も「切られた」と表現することがある。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 損切り | 最も一般的な表現 |
| 損切りする | 動詞の形 |
| SLを入れる | 事前に損切り注文を設定する |
| 切り逃げ | やや口語的。損を認めて逃げる意味合い |
| 踏む | ショートポジションが上昇して損切りする場合に使う |
「切る」のが難しい理由
頭では「切らないといけない」とわかっている。
でも実際には切れないことが多い。
なぜかというと、「まだ戻るかもしれない」という期待が働くからだ。
損失を確定させることへの心理的な抵抗は、利益を確定させるときより何倍も大きい。
これは人間の損失回避バイアス(プロスペクト理論)によるもので、合理的な判断を妨げる。
「切る技術」は、FXにおいて最も重要なスキルのひとつだ。
エントリーより難しいと言うトレーダーも多い。
よくある誤解・勘違い
「切らなければ損は確定しない」と本気で思っていた時期がある。
含み損が広がるポジションを持ち続けた。
「まだ確定してないから大丈夫」と自分に言い聞かせながら。
SL(ストップロス)は設定していたが、価格がそこに近づくと「もう少し待てば戻るかも」と手動でSLをずらした。
最終的に追証(マージンコール)の手前まで追い詰められて、ようやく切った。
損失は当初の3倍を超えていた。
小さく切れなかったことが、致命的な損失につながった。
関連用語
- 損切り
- SL(ストップロス)


