ナンピン貧乏とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「ナンピンしてたら資産が半分になった」——これが冗談じゃない話として飛び交うのがFXの世界だ。
意味・読み方
読み方:ナンピンびんぼう
簡単に言うと:ナンピンを繰り返すうちに、どんどんお金が減っていく状態のこと。
もう少し詳しく:ナンピン貧乏とは、逆行するポジションに追加でナンピン(玉を増やすこと)を繰り返し、損失が雪だるま式に膨らんで資金が底をついていく現象のこと。
「含み損を平均化で取り戻せる」という期待でポジションを積み増すが、価格がさらに逆行するたびに傷口が広がる。
最終的にはロスカットか、口座の大半を失う結果になりやすい。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| ナンピンで資産減少 | そのまま状況を説明した言い方 |
| ドツボにはまる | ナンピン貧乏の感覚を表す口語表現 |
| 塩漬けの深みにはまる | 塩漬けとナンピン貧乏は地続きのことが多い |
なぜナンピン貧乏になるのか
ステップ① ポジションを持つ
ドル円を150.00でロング。
少し下がって149.50へ。
「まだ戻るはず」と思う。
ステップ② 最初のナンピン
149.50でもう1枚追加。
平均コストは149.75になった。
少し有利になった気がする。
ステップ③ さらに下がる
149.00まで下落。
また「ここが底だ」とナンピン。
これが一番危ない。
ステップ④ 玉が増えすぎている
最初は1枚だったポジションが3〜4枚になっている。
この状態でさらに1円下がると、1枚なら1万円の損が3〜4万円の損になる。
ステップ⑤ 追証またはロスカット
資金が追いつかなくなり、業者に強制決済(ロスカット)される。
ナンピン自体は悪くないが
正確に言うと、ナンピンという手法そのものは「レンジ相場でのコスト平均化」として機能する場面もある。
問題はナンピンに規律がない場合だ。
ナンピン貧乏になりやすいパターン
– 損切りラインを決めずにナンピンを続ける
– トレンドが出ている局面で逆張りナンピン
– ポジションサイズを管理せずに追加する
– 「いつか戻る」という根拠のない希望で続ける
よくある誤解・勘違い
「ナンピンしてたらうまくいったから、次もやればいい」と思っていた。
これが一番怖い。
運良くナンピンが成功した経験は、次の失敗の種になる。
僕も一度「ナンピンで救われた」経験をした。
下がり続けるポジションに3回ナンピンして、偶然に相場が反転して全部プラスで終わった。
「ナンピンって意外と使える」と思ってしまった。
次の取引でも同じことをやった。
今度は反転しなかった。
3回ナンピンして資金の3分の1が消えた。
あのとき「運」と「実力」を混同していた。
関連用語
- ナンピン(nanpin)
- 塩漬け(shiozuke)
- ロスカット


