資源国通貨とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「原油が上がったら、カナダドルも上がりやすい」——こういう関係を知っておくと、FXの通貨選択の幅が広がる。
その関係の中心にあるのが資源国通貨という考え方だ。
意味・読み方
読み方:しげんこくつうか
簡単に言うと:石油・金・鉄鉱石などの一次産品(コモディティ)の輸出に経済が大きく依存している国の通貨
もう少し詳しく:コモディティ価格と通貨価値に強い相関がある国の通貨を指す。
コモディティ価格が上昇すると輸出収入が増えて通貨が買われやすく、下落すると売られやすい。
コモディティ通貨とも呼ばれる。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| コモディティ通貨 | 英語Commodity Currencyの直訳。同義 |
| リスク通貨 | リスクオン局面で上がりやすい性質から |
代表的な資源国通貨
| 通貨 | 国 | 主な関連コモディティ |
|---|---|---|
| AUD(豪ドル) | オーストラリア | 鉄鉱石・石炭・金 |
| CAD(カナダドル) | カナダ | 原油・天然ガス |
| NZD(ニュージーランドドル) | ニュージーランド | 農産物・乳製品 |
| NOK(ノルウェークローネ) | ノルウェー | 原油 |
| ZAR(南アフリカランド) | 南アフリカ | 金・プラチナ |
FXで最もよく取引されるのはAUD/USDとUSD/CAD。
XAU/USD(金)も広義の資源国通貨的な動きをする。
コモディティ価格との連動
豪ドルと鉄鉱石:中国の需要が高まると鉄鉱石価格が上がり、豪ドルが強くなりやすい。
中国の景気動向がAUD/USDに影響する理由がここにある。
カナダドルと原油:WTI(米国産原油)価格との相関が高い。
原油上昇→カナダドル買い→USD/CAD下落という動きが起きやすい。
よくある誤解・勘違い
「資源国通貨だから、コモディティが上がれば必ず通貨も上がる」と単純に考えていた時期がある。
実際にはドル全体の強弱(DXYの動き)や、その国固有の金融政策・地政学的リスクが絡んでくる。
例えば豪ドルは鉄鉱石の動きだけでなく、RBA(オーストラリア中央銀行)の金利政策や中国リスクにも敏感に反応する。
コモディティとの相関を「補助的な根拠」として使うのが現実的だ。


