トルコリラとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「スワップが高い」という理由でFXを始めた人がいる。
そのスワップの高さで有名な通貨がトルコリラ。
ただし、その高スワップの裏にある理由を知らないで持つと、痛い目に遭う。
意味・読み方
読み方:トルコリラ
簡単に言うと:トルコの通貨。
FXでは主にUSDTRY(米ドル/トルコリラ)という通貨ペアで取引される。
もう少し詳しく:トルコリラ(Turkish Lira)は略称TRY。
対米ドルのペアはUSDTRY。
新興国通貨(エマージング通貨)の一種で、先進国通貨(ドル・ユーロ・円など)に比べて政治・経済リスクが高く、値動きが激しい。
かつてのトルコ中央銀行の高金利政策から高スワップが得られることで日本の個人投資家に人気があった時期があるが、長期的に対円でリラが下落し続けていることから、スワップ目的での保有にはリスクが伴う。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| TRY | ISO通貨コード |
| USDTRY | 対米ドルの通貨ペア表記 |
| TRYJPY | 対円の通貨ペア表記(日本人が使いやすいペア) |
| エキゾチック通貨 | 新興国・マイナー通貨の総称 |
トルコリラの特徴
高金利・高スワップ
トルコの政策金利は長年高水準で推移してきた。
FXのポジションを持つと、金利差分がスワップポイントとして得られるため、「高スワップ通貨」として知られる。
政治リスクが大きい
大統領が中央銀行の独立性に介入するなど、政治が通貨に直接影響を与えることがある。
大統領選・閣僚更迭・政策変更などで急変動が起きやすい。
長期的な下落傾向
対円・対ドルで長期的にリラは下落し続けてきた。
スワップで稼いでも、元本(リラの価値)が下落してトータルでマイナスになるケースが多い。
ボラティリティが高い
指標発表や政治的なニュースで数十〜数百pipsの急変動が頻繁に発生する。
スワップ狙いの落とし穴
「年利10%超えのスワップ」という数字は確かに魅力的に見える。
でも年間10%のスワップを得ても、元本が20〜30%下落したら全体ではマイナス。
スワップは毎日少しずつ積み上がるが、為替の損失は一瞬で積み上がる。
この非対称性がトルコリラ投資の最大のリスク。
よくある誤解・勘違い
「スワップが高いから長期保有すれば稼げる」と思っていた。
実際にTRYJPYをロングで持ち続けた結果、スワップで得た利益を超えるリラ安が来て、大きな含み損を抱えた。
「スワップで埋まるはず」と思いながら塩漬けにした期間が長かった。
スワップは「持っている間の金利収入」に過ぎない。
通貨の価値が下落し続けるなら、そのスワップは損失の一部を補填しているだけ。
長期保有で必ずプラスになる保証は何もない。
関連用語
- エキゾチック通貨ペア
- エマージング通貨


