景気後退とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
意味・読み方
読み方:けいきこうたい
簡単に言うと:経済が縮んでいく状態のこと。
GDPが2四半期連続でマイナスになるとリセッションと定義されることが多い。
もう少し詳しく:景気後退(Recession / リセッション)とは、経済活動が低下する局面のことだ。
一般的な定義では「実質GDPが2四半期(半年)連続でマイナス成長」がリセッションの基準とされるが、米国では全米経済研究所(NBER)が複数の指標(雇用・生産・消費等)を総合的に判断して認定する。
FX市場では、リセッション懸念の高まりが「リスクオフ」の動きを誘発し、株安・資源安・安全資産買いといった連鎖反応を引き起こすため、ドル・円・フランへの影響に直結する重要な概念だ。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| リセッション | 英語のRecessione。現場ではこちらが多い |
| 経済収縮 | 同義の表現 |
| マイナス成長 | GDPが縮小している状態の説明的な言い方 |
| ソフトランディング/ハードランディング | 景気後退の深刻度の違いを示す表現 |
リセッションがFX相場に与える影響
リスクオフの動き
リセッション懸念が高まると、リスク資産(株・コモディティ・高金利通貨)から安全資産(円・スイスフラン・米国債)への資金移動が起きやすい。
| 通貨の動き | 理由 |
|---|---|
| 円高・フラン高 | 安全資産への逃避 |
| 資源国通貨安(AUD・CAD等) | コモディティ需要減 |
| ドルは状況依存 | 安全資産需要と景気悪化のバランスによる |
金利政策への影響
リセッション局面では中央銀行が景気刺激のために利下げを行う傾向がある。
利下げ観測が強まるとその国の通貨が売られる。
2024年以降の各国の利下げ局面はリセッション懸念と利下げの兼ね合いで大きく相場を動かした。
リセッションを示す先行指標
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 逆イールド | 短期国債利回り>長期国債利回り。過去のリセッションの前に頻繁に出現 |
| PMI(購買担当者景気指数) | 50割れが2ヶ月以上続くと景気後退のサイン |
| 失業率の上昇 | 雇用市場の悪化はリセッションの遅行指標 |
関連用語
- GDP:リセッションの判断に使われる経済成長指標
- デフレ:景気後退と同時に物価が下落するデフレーション


