スイスフランとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「有事のスイスフラン」という言葉がある。
世界でどこかきな臭い話が出ると、スイスフランが買われる。
中立国・金融の要として積み上げてきた信用が、そのまま通貨の価値に結びついている。
USD/CHFはユーロドルと強い逆相関があるため、EUR/USDを見ながらUSD/CHFを使うというトレードの切り口がある。
意味・読み方
読み方:すいすふらん
簡単に言うと:スイスの通貨フランと米ドルの通貨ペアのこと。
安全資産として有事に買われることで知られる。
もう少し詳しく:USD/CHF(ドルスイス)は、米国ドルとスイスフランの交換レートを示す通貨ペアだ。
スイスフランは歴史的に「安全資産通貨」として知られ、地政学的リスクや金融危機時にリスクオフの流れで買われる傾向がある。
EUR/USDとは強い負の相関(逆相関)があり、EUR/USDが上昇するとUSD/CHFは下落する動きが多い。
スイス国立銀行(SNB)の独自政策(マイナス金利・フラン上限政策)が相場に大きな影響を与えることがある。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| USD/CHF | 最も一般的な表記 |
| USDCHF | MT4/MT5などの表記 |
| ドルスイス | 日本語での呼び方 |
| スイッシー | スイスフランの愛称 |
スイスフランの特徴
安全資産としての性質:スイスは政治的中立国で、財政が健全。
金融システムへの信頼が高く、世界的なリスクオフ時に資金が流れ込む。
フラン高に動きやすい。
EUR/USDとの逆相関:スイスはEU加盟国ではないがユーロ圏との経済的つながりが強く、EUR/USDとUSD/CHFはほぼ鏡のような動きをすることが多い。
SNB(スイス国立銀行)の介入リスク:過去にSNBがフランの上限(1.20ユーロ)を突然撤廃(2015年)した際、USD/CHFが数百pips急落するフラッシュクラッシュが起きた。
SNBは相場に積極的に介入することで知られる。
主な注目指標・イベント
| 指標・イベント | USD/CHFへの影響 |
|---|---|
| SNB政策金利会合 | フランへの直接影響。介入示唆があると激しく動く |
| スイスCPI | スイスのインフレ状況。SNBの政策判断材料 |
| リスクオフイベント | 地政学リスク・金融不安 → フラン買い → USD/CHF下落 |
| EUR/USD | EUR/USDとの逆相関を意識する |
よくある誤解・勘違い
「USD/CHFとEUR/USDは逆に動くから、両方持てばヘッジになる」と思って両建てしてた時期がある。
確かに逆相関は高いが、完全な逆相関ではない。
SNBの介入やスイス固有のイベントでは相関が崩れることがあり、両建てが機能しないケースもある。
コスト(スプレッド2倍)を払いながら不完全なヘッジをするより、どちらかに絞った方が効率が良かった。
関連用語
- ユーロドル:USD/CHFと強い逆相関を持つ通貨ペア。セットで見ることが多い


