飛ぶとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「飛んだ」——この一言が出てくるとき、大抵の場合、取り返しがつかないことが起きている。
FXをやっていると一度は耳にする、あるいは経験する言葉。
笑えない話だけど、ちゃんと向き合っておきたい。
意味・読み方
読み方:とぶ
簡単に言うと:口座の資金がほぼゼロ、またはマイナスになること。
強制ロスカットで資金を失い尽くした状態。
もう少し詳しく:相場の急変動や、ロスカットを設定していないポジションが逆行し続けた結果、証拠金維持率が強制ロスカット水準を下回り、業者が強制決済を実行すること。
結果として口座残高がほとんど残らない状態になる。
「飛ばされる」とも言う。
追証が発生した場合は、残高がマイナスになることもある。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 飛ばされる | 「自分が飛ぶ」の受動表現 |
| ロスカットされる | より正式な言い方 |
| 全ロス | 全額損失の略。同じ状況を指すことが多い |
| 爆死 | ネット上でよく使われるスラング |
| 追証 | 口座がマイナスになり追加入金を求められる状態 |
飛ぶメカニズム
FXは証拠金取引なので、実際の資金より大きなポジションを持てる。
これがレバレッジ。
ハイレバレッジで大きなポジションを持っていると、わずかな価格変動でも証拠金維持率が急落する。
維持率が業者の定めた基準(多くは20〜50%)を下回ると、強制ロスカットが執行される。
急騰・急落が起きたとき、スリッページ(注文が想定価格でなく不利な価格で約定すること)が加わると、強制ロスカットが機能しても想定より大きな損失が出ることもある。
飛びやすいパターン
ノーロスカット+ナンピン
ロスカットを設定せず、含み損が増えるたびに同じ方向へ追加注文。
最終的に維持率が耐えきれなくなって飛ぶ。
ハイレバ単発
自己資金に対して過大なロットでエントリー。
少し逆行しただけで維持率が割れる。
フラッシュクラッシュ・経済指標
普通のボラティリティなら耐えられるポジションでも、指標発表時の急変動や、フラッシュクラッシュ(瞬間的な暴落)で一瞬で飛ぶケースがある。
よくある誤解・勘違い
「ロスカットがあるから最悪でも口座残高がゼロになるだけ」と思っていた。
でも実際は、相場の急変動時にはロスカットが想定価格で執行されないことがある。
気づいたら口座残高がマイナスになっていて、業者から追証の連絡が来た——これは珍しい話ではない。
自分ではそこまでの経験はないが、周りのトレーダーで追証を経験した人を複数知っている。
「飛ぶ」は「終わり」じゃなく、「マイナスからのスタート」になることもある。
関連用語
- 強制ロスカット
- ロスカット


