「 だけじゃちょっと反応が遅い気がするし、ストキャスティクスだけだとノイズが多い気がする」。
そんな2つの指標の特徴を組み合わせてみたら、というアイデアから生まれたのが、ストキャスRSIです。
意味・読み方
読み方:すときゃすあーるえすあい
簡単に言うと:RSI(相対力指数)の値に対して、さらにストキャスティクスの計算を当てはめた指標のことです。
もう少し詳しく:ストキャスRSI(StochRSI)とは、通常のRSIの値そのものを、さらにストキャスティクスの計算式に当てはめることで作られる指標です。
通常のストキャスティクスが「価格」に対して計算されるのに対し、ストキャスRSIは「RSIの値」に対して計算される、という違いがあります。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| StochRSI | 英語表記 |
計算式
| 名称 | 計算式 |
|---|---|
| RSI | 一定期間の上昇幅の合計と下落幅の合計から、価格の上昇・下落の勢いを0〜100の範囲で表す |
| ストキャスRSI | (直近のRSI − 一定期間内のRSIの最小値) ÷ (一定期間内のRSIの最大値 − 一定期間内のRSIの最小値) を、0〜100(または0〜1)の範囲で表す |
なぜRSIにストキャスの計算を組み合わせるのか
通常のRSIは、0〜100の範囲で動きますが、その範囲の中でも、実際にはある程度の範囲に収まって動くことが多く、「RSIの値自体が、その期間の中でどれくらい高い(または低い)位置にあるのか」が分かりにくい、という側面があります。
ストキャスRSIは、RSIの値に対して、さらに「最近の範囲の中で、今のRSIはどのあたりに位置しているか」を計算することで、RSI単体よりも、より感度の高い(細かく動く)指標にしようとする考え方に基づいています。
その結果、ストキャスRSIは、通常のRSIに比べて、0や100に近い極端な値になりやすく、「買われすぎ」「売られすぎ」のサインが、より頻繁に現れやすくなる、という特徴があります。
実践での使い方
ストキャスRSIは、RSI単体よりも感度が高いため、サインの数が多くなる分、ノイズに反応してしまうことも増える傾向があります。
そのため、トレンドの方向性を別の指標で確認した上で、ストキャスRSIを「タイミングを測るための、より細かい指標」として組み合わせる、という使い方をするトレーダーもいます。


