リスクオン通貨とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「景気がいい感じ」「株が上がってる」——そういう雰囲気のとき、豪ドルやNZDが強くなりやすい。
なぜ特定の通貨が「景気のいい空気」に反応するのか。
リスクオン通貨の話をしよう。
意味・読み方
読み方:りすくおんつうか
簡単に言うと:世界的に景気が良く投資家がリスクを取りにいく局面(リスクオン)で買われやすい通貨のこと。
もう少し詳しく:リスクオンとは、投資家が積極的にリスクを取りに行く市場環境のことで、株高・新興国資産への資金流入・高金利通貨の人気上昇などが起きやすい。
そのような局面で選ばれやすいのがリスクオン通貨だ。
豪ドル(AUD)・ニュージーランドドル(NZD)が代表例で、資源輸出に経済が依存していること・相対的に金利が高いこと・中国など新興国経済と連動しやすいことなどが背景にある。
景気循環に敏感な通貨とも言える。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 高金利通貨 | リスクオン通貨の多くが高金利であることから使われる |
| 資源国通貨 | 豪ドル・NZD・カナダドルなど資源輸出国の通貨 |
| AUD・NZD | 代表通貨として略称が使われる |
リスクオン通貨が動く仕組み
リスクオン局面では以下のような資金の流れが起きやすい。
- 世界経済への楽観ムードが高まる
- 株式・新興国資産・コモディティに資金が流入する
- 高金利通貨・資源国通貨への需要が増える
- 豪ドル・NZD・カナダドルなどが買われる
中国の景気動向も豪ドルに直結しやすい。
鉄鉱石・石炭など中国向け資源輸出が豪州の主要産業であるため、中国のPMI(購買担当者景気指数)の良し悪しが豪ドルに影響することが多い。
よくある誤解・勘違い
「リスクオンだから豪ドルを買えばいい」と単純化して何度も失敗した。
リスクオン・リスクオフの判断は「今この瞬間どちらか」が常に明確なわけではない。
リスクオン気味でも豪ドルが動かない局面もあるし、リスクオフなのにAUD/JPYが動かない場面もある。
また「豪ドル特有のリスク」(RBA政策・中国経済の急変)があり、リスクオン通貨だからといって単純に景気連動するわけじゃない。
「傾向として買われやすい」という認識を前提に、個別の経済状況と組み合わせて判断する必要がある。


