マイナススワップとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「持ち越したら毎日マイナスが積み重なる」——スワップを意識せずにポジションを持ち越してたら、翌朝口座明細に見慣れない「−800円」が並んでいた。
それがマイナススワップで、長期保有するほどコストが積み上がる仕組みだ。
スワップをプラスにするかマイナスにするかは、通貨の組み合わせと向き(ロング/ショート)で決まる。
意味・読み方
読み方:まいなすすわっぷ
簡単に言うと:ポジションを翌日に持ち越したとき、口座からスワップポイントが差し引かれること。
高金利通貨を売り・低金利通貨を買うポジションで発生する。
もう少し詳しく:マイナススワップ(ネガティブスワップ)とは、FXでポジションをロールオーバー(翌日に持ち越す)した際に、スワップポイントが口座から引かれる状態のことだ。
2国間の金利差で発生し、低金利通貨を買い・高金利通貨を売るポジションを持ったとき(またはその逆で高金利通貨を売ったとき)に支払いが発生する。
長期保有するほどコストが積み上がるため、スワップの方向を無視した長期保有は予想外のコスト増につながる。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| ネガティブスワップ | 英語のNegative Swapから |
| スワップコスト | コストとしての側面を強調した表現 |
| 支払いスワップ | 支払いが発生する側であることを示す |
マイナススワップが発生する仕組み
FXのポジションは本質的に「一方の通貨を借りて、もう一方の通貨を買う」行為だ。
たとえばドル円のショート(ドル売り円買い)の場合:
– ドルを借りる → 米国の高い金利を支払う
– 円を受け取る → 日本の低い金利を受け取る
– 米国金利>日本金利 → 差し引きでコスト超過 → マイナススワップ
通貨ペア別のスワップ方向例
| 通貨ペア | 方向 | スワップの傾向 |
|---|---|---|
| USD/JPY | ショート | マイナス(米金利を支払う) |
| AUD/JPY | ショート | マイナス(豪金利を支払う) |
| USD/JPY | ロング | プラス(米金利を受け取る) |
※各国の政策金利変更によってスワップの方向・金額は変化する。
三倍デー(水曜日)の注意
ロールオーバーの仕組み上、水曜日の深夜(業者によって異なる)に週末分も含めたスワップが一括処理されて3倍になる。
マイナススワップのポジションを水曜日夜に保有している場合、通常の3倍のコストが発生する。
よくある誤解・勘違い
「短期トレードだからスワップは関係ない」と思っていたら、意図せず水曜日の夜をまたいでポジションを持ち越してしまい、想定外の3倍マイナススワップを食らった経験がある。
デイトレードでも「今日中に切るつもり」で入ったポジションが、相場が動かず日を越えることがある。
スワップを「知らない」でいると、じわじわとコストが積み上がって「なんかいつも少し負けてる」という状態になりやすい。


