ネックラインとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
チャートパターンには「ここを抜けたら本物」という境界線がある。
それがネックラインだ。
この線を知らないと、パターンが完成したのかどうかすら判断できない。
意味・読み方
読み方:ねっくらいん
簡単に言うと:チャートパターンが「完成した」と判断する境界線。
もう少し詳しく:ヘッドアンドショルダー・ダブルトップ・ダブルボトムなどのチャートパターンにおいて、価格がそれを下抜け(または上抜け)したときにパターン完成と判断する水平線のこと。
ネックラインのブレイクがエントリーの根拠になることが多く、パターン認識において最も重要な基準線と言える。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| H&Sの基準線 | ヘッドアンドショルダーにおけるネックラインの呼び方 |
| W底の基準線 | ダブルボトムのネックラインを指す場合 |
| 節目 | ネックラインが水平なサポート・レジスタンスになる意味合いで使われることも |
代表的なパターンとネックラインの位置
ヘッドアンドショルダー(天井転換)
左肩・頭・右肩の3つの高値を形成した後、両側の「肩の付け根」を結んだラインがネックライン。
このラインを下に抜けたときパターン完成。
逆ヘッドアンドショルダー(底値転換)
上下反転版。
ネックラインを上抜けたときパターン完成。
ダブルトップ(天井転換)
2つの高値の間の安値を水平に結んだラインがネックライン。
下抜けでパターン完成。
ダブルボトム(底値転換)
2つの安値の間の高値を水平に結んだラインがネックライン。
上抜けでパターン完成。
ネックラインブレイク後の値動き
ネックラインを抜けた後、2つのパターンがある。
そのまま進行
ブレイクの勢いが強く、そのまま目標価格に向けて動く。
リテスト(押し返し)
ブレイク後にいったんネックラインまで戻ってきて、そこで反発してから本格的に動く。
このリテストを待ってエントリーする手法は「確認を取れる」という点で信頼性が高い。
目標価格の計算
ネックラインブレイク後の目標価格は、パターンの「高さ」で計算することが多い。
ヘッドアンドショルダーの場合
目標価格 = ネックライン − (頭の高値 − ネックライン)
つまり「頭からネックラインまでの距離」をネックラインから下に投影した位置が目標になる。
よくある誤解・勘違い
「ネックラインを引ければパターンが使える」と思っていたが、どこに引くかで判断が全然変わる。
ヘッドアンドショルダーのネックラインが水平ではなく斜めに傾いているケースがある。
傾いたネックラインをどう引くかで「どこでブレイク判定するか」が変わり、エントリータイミングがズレる。
「教科書通りの形」が出ることはほぼない。
実際の相場では少し歪んでいたり、肩の高さが揃っていなかったりする。
その中でネックラインをどう引くかは、結局経験でしか磨けないと思っている。


