コツコツドカンとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
FXで負けるパターンを一言で表した言葉として、これほど的確なものはない。
あなたのトレード履歴に、心当たりはないだろうか。
意味・読み方
読み方: コツコツドカン
簡単に言うと:
小さな利益をコツコツ積み重ねながら、一度の大きな損失で全部吹き飛ばすトレードパターンのこと。
もう少し詳しく:
「コツコツ」は小さな利確を繰り返して積み上げていく様子を、「ドカン」は一度の大きな損切りやロスカットで資産が吹き飛ぶ様子を表している。
勝率は高いのに資産が増えない・むしろ減っていく、というトレーダーの多くがこのパターンに陥っている。
原因はリスクリワード比の歪みにあることが多く、利確は小さく・損切りは大きいという構造になっている。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 損大利小 | コツコツドカンの構造を端的に表した言い方 |
| ドローダウン | コツコツドカンが起きると最大ドローダウンが一気に拡大する |
どんな場面で出てくる?
1. 損切りを置かずにトレードしているとき
ストップロスを設定せずにポジションを持つと、小さな利確は積み上がる一方で、一度の大きな逆行で全て吹き飛ぶ。
コツコツドカンの最もシンプルな発生パターンだ。
コツコツ勝ち続けるように見えるが、一度の大トレンドでロスカットされる構造になっていることが多い。
バックテストでは美しい曲線を描くので騙されやすい。
3. 逆張りをメインにしているとき
レンジ相場で細かく取り続けることはできても、一度の大きなブレイクアウトで含み損が膨らみ、塩漬けかロスカットで終わるパターン。
よくある誤解・勘違い
勝率が高いのに資産が増えない。
そういうトレーダーの記録を見ると、コツコツドカンの構造になっていることが多い。
勝率は「何回勝ったか」しか教えてくれない。
1回の負けで何回分の利益が飛ぶか、は教えてくれない。
勝率60%でもリスクリワード比が2以上あれば十分に勝てるし、勝率80%でもRRが0.3なら長期で必ず沈む。
自分がコツコツドカンをやっていたとき、勝率の数字だけ見て安心していた。プロフィットファクターという概念を知ってから改めてトレード履歴を見返したとき、その数値の低さに愕然とした。
今でも忘れられない苦い思い出だ。
関連用語
- リスクリワード比 — コツコツドカンを防ぐためにまず見直す指標
- 最大ドローダウン — コツコツドカンが起きたときに資産がどれだけ減るかの指標
- 勝率 — 勝率だけ見ていてもコツコツドカンには気づけない
- プロフィットファクター — 総利益÷総損失。コツコツドカンのトレーダーはこの値が1を下回りやすい
- ナンピン — コツコツドカンを引き起こしやすい手法のひとつ


