相関とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
ドル円とドルスイスを同時にロングしてた時期がある。
「2つポジション持てば分散できる」って思ってたけど、あれは完全な勘違いやった。
どちらもドル買いのポジションで、リスクは2倍になってた。
通貨相関を知らなかったのが原因で、見かけ上の分散で本当のリスクが隠れていた。
意味・読み方
読み方:そうかん
簡単に言うと:2つの通貨ペアが「同じ方向に動く傾向があるか、逆方向か」を示す関係性のこと。
もう少し詳しく:相関(Correlation)とは、2つの通貨ペアの価格変動の連動性を表す指標だ。
相関係数(-1〜+1)で表され、+1に近いほど同じ方向に動きやすく(正の相関)、-1に近いほど逆方向に動きやすい(負の相関・逆相関)。
0に近ければ無相関となる。
複数ポジションを持つときのリスク管理、またはヘッジ戦略の構築に欠かせない概念だ。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 通貨相関 | FX文脈での一般的な呼び方 |
| Correlation | 英語表記 |
| 相関係数 | -1〜+1で数値化したもの |
相関係数の読み方
| 相関係数 | 意味 |
|---|---|
| +0.8〜+1.0 | 強い正の相関(ほぼ同じ動き) |
| +0.4〜+0.8 | 中程度の正の相関 |
| -0.4〜+0.4 | ほぼ無相関 |
| -0.4〜-0.8 | 中程度の負の相関 |
| -0.8〜-1.0 | 強い負の相関(ほぼ逆の動き) |
代表的な相関関係
強い正の相関(同じ方向に動きやすい)
– EUR/USD と GBP/USD:どちらもドル売りで上昇する通貨ペア
– USD/JPY と USD/CHF:どちらもドル買いで上昇する通貨ペア
強い負の相関(逆方向に動きやすい)
– EUR/USD と USD/JPY:ドルが強いとEURUSDは下がり、USDJPYは上がる
– USD/CHF と EUR/USD:スイスフランとユーロの動きが連動することが多い
トレードへの活用
リスクの重複を避ける
EUR/USD をロングしている状態で GBP/USD もロングするのは、実質的にドル売りのポジションを2つ持っていることになる。
見かけ上は2通貨ペアだが、リスクは分散していない。
相関を意識することで、こういった無意識のリスク集中を防げる。
ヘッジとして使う
相関の高い2つのペアで逆方向のポジションを持つと、相互にヘッジとして機能させられる。
ただし完全にヘッジになるわけではなく、コスト(スプレッド)がかかる点は注意が必要だ。
通貨の強弱を把握する
EUR/USD が上昇し、GBP/USD も上昇、USD/JPY が下落しているなら「ドル全体が売られている」と判断できる。
相関を使って通貨単体の強弱を読む材料になる。
よくある誤解・勘違い
「相関が高いペアを同時に持ってたら分散できてると思ってた」
冒頭で書いた話そのままや。
USD/JPY と USD/CHF を「別の通貨ペアやから分散」と勘違いしてどちらもロングしてた。
どちらもドル買いのポジションなので、ドルが急落したとき2つ同時にやられた。
損失が2倍になって初めて「これ分散じゃなかった」と気づいた。
相関は時期によって変化する点も注意が必要で、平時に強い正相関を示していたペアが、リスクオフ時には相関が崩れることもある。
静的な数字として固定して考えるのは危険だ。
関連用語
- 逆相関:価格が逆方向に動きやすい通貨ペアの関係
- ポートフォリオ:複数ポジションを持つときの全体的なリスク管理の考え方


