W.D.ギャンとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
ギャンファンやギャンスクエアといったツールの名前を見たことがある人もいるかもしれない。
これらは全て、ある一人の伝説的なトレーダーの名前から来ている。
数字や時間、そして角度に並々ならぬこだわりを持った、ちょっと異色のトレーダーの物語。
意味・読み方
読み方:だぶりゅーでぃーぎゃん(W.D.Gann)
簡単に言うと:価格の動きだけでなく、「時間」や「角度」にも法則性があると考え、独自のテクニカル分析手法を生み出した、20世紀初頭の伝説的なトレーダーのこと。
もう少し詳しく:W.D.ギャン(William Delbert Gann)は、1878年にアメリカのテキサス州で生まれたトレーダーで、株式や穀物などの市場で取引を行いながら、価格・時間・幾何学的な角度を組み合わせた独自の分析理論(ギャン理論)を確立した人物として知られている。
彼が考案したギャンファンやギャンスクエアといったツールは、現在でもテクニカル分析の手法の一つとして使われている。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| W.D.Gann | 英語表記 |
| ギャン理論 | 彼の理論全体を指す呼び方 |
| ウィリアム・デルバート・ギャン | フルネームの日本語表記 |
人物としての歩み
ギャンの経歴で特に有名なのが、「驚異的な勝率」にまつわる逸話だ。
彼が短期間で行った数百件の取引のうち、非常に高い割合で利益を出したという話が伝えられており、その手法は今でも多くのトレーダーの興味を引いている(ただし、この記録の詳細については諸説あり、検証が難しい部分もある)。
ギャンの分析の特徴は、価格の動きを「幾何学」として捉えたことにある。
当時の多くの分析家が、価格そのものの上下動だけに注目していたのに対し、ギャンは「価格が、時間とともにどのような角度で動いているか」に注目した。
例えば、価格が時間に対して45度の角度で上昇している状態を、彼は「価格と時間が調和した、特別な状態」として重視した。
また、ギャンは数字そのものにも強い関心を持っていた。
特定の数字(例えば、円や正方形に関連する数字)が、相場の転換点と関係しているのではないか、という考え方に基づいて、「ギャンスクエア」と呼ばれる、価格と時間を正方形のグリッドの中に配置するツールを考案した。
ギャンの理論は、当時から(そして現在でも)「神秘的すぎる」「再現性が低い」といった批判を受けることもある。
一方で、「価格と時間を同じ軸で考える」という発想自体は、現代のテクニカル分析においても、時間軸を意識したトレードという形で、その影響が見られる部分もある。
ギャンは1955年に亡くなったが、彼が残したギャンファンやギャンスクエアといったツールは、彼の死後も、独自の市場観を持つトレーダーたちによって使われ続けている。
関連用語
- ギャンアングル
- ギャンファン
- ギャンスクエア


