リスクオフ通貨とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「有事の円買い」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
世界のどこかで不安なことが起きると、なぜか円が買われる——その理由が「リスクオフ通貨」という概念を知るとわかってくる。
意味・読み方
読み方:りすくおふつうか
簡単に言うと:世界的な不安(リスクオフ)の局面で投資家が資金を逃がす先として買われやすい通貨のこと。
もう少し詳しく:リスクオフとは、投資家が「リスクを取りたくない」と感じる局面のことで、株式・新興国通貨など「高リスク・高リターン資産」から資金が引き上げられる状態を指す。
そのとき資金が流れ込みやすい「安全資産通貨」がリスクオフ通貨だ。
代表的なのは円(JPY)とスイスフラン(CHF)、状況によっては米ドル(USD)も含まれる。
円は日本が世界最大の対外純資産国であること・ゼロ金利での円キャリートレードの巻き戻しなど複合的な理由でリスクオフ時に買われやすい。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 安全資産通貨 | 同義。「安全逃避通貨」とも言う |
| セーフヘイブン通貨 | 英語のSafe Haven Currencyの訳 |
| JPY・CHF | 代表的な実例として略称が使われる |
リスクオフ通貨とリスクオン通貨の比較
| 分類 | 代表通貨 | 特徴 |
|---|---|---|
| リスクオフ通貨 | 円(JPY)、スイスフラン(CHF) | 不安局面で買われる・低金利が多い |
| リスクオン通貨 | 豪ドル(AUD)、ニュージーランドドル(NZD) | 安心局面で買われる・資源・高金利 |
| 中間的存在 | 米ドル(USD) | 基軸通貨として局面によって変動 |
よくある誤解・勘違い
「リスクオフ=必ず円高」と思い込んでいた時期がある。
確かにリスクオフ局面では円が買われやすいが、「円高になる速度・幅・持続性」はそのリスクの種類と規模による。
また、日本自身の金融政策(利上げ・利下げ)が重なると「リスクオフなのに円安」という場面も普通に起きる。
2022年以降の円安相場では、世界的な不安局面でも米国の利上げスピードが上回ってドル高が続いた。
「法則」ではなく「傾向」として理解するのが正確だ。


