リスクオブルインとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「このまま続ければ、いつか口座が飛ぶ確率は何%か」——その問いに数字で答えようとするのがリスクオブルインだ。
感覚で「大丈夫だろう」と言うのではなく、確率として自覚する。
意味・読み方
読み方:りすくおぶるいん
簡単に言うと:今の取引条件(勝率・リスクリワード・賭け金の割合)を続けた場合に、口座残高がゼロ(または許容ライン以下)になる確率のこと。
もう少し詳しく:リスクオブルイン(Risk of Ruin)は、ギャンブル理論から派生した確率論的な概念で、特定の戦略を使い続けた場合に破産(Ruin)に至る確率を計算する。
FXでは「口座残高がゼロになる確率」または「最大ドローダウン基準を超えて資金が回復不能になる確率」として使われる。
勝率・損益比(リスクリワード)・1トレードのリスク割合(リスクパーセント)の三つの変数で決まり、リスクパーセントが大きいほど、勝率が低いほど、リスクリワードが悪いほど破産確率は上昇する。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 破産確率 | 日本語での最も直訳的な言い方 |
| RoR | Risk of Ruinの略称 |
| 口座消滅確率 | わかりやすく言い換えた表現 |
リスクオブルインに影響する変数
| 変数 | 破産確率への影響 |
|---|---|
| 勝率が上がる | 破産確率が下がる |
| リスクリワードが改善される | 破産確率が下がる |
| 1トレードのリスク割合が上がる | 破産確率が急増する |
| トレード回数が増える | 確率に近づくため長期的に収束する |
特に「1トレードのリスク割合」の影響は非常に大きい。
口座の10%を1回でリスクにさらすと、勝率60%・RR1.5の手法でも破産確率は数十%に達することがある。
簡易的な目安
厳密な計算式は複雑だが、実用上の目安として:
- 1トレードのリスクを口座の1〜2%以内に抑える
- 勝率50%前後でRR(リスクリワード)を1.5以上に保つ
- この条件が揃うと、理論上の破産確率は数%以下に抑えられるとされる
モンテカルロシミュレーションと組み合わせると、より精度の高い推定ができる。
よくある誤解・勘違い
「勝率が高いから破産しない」と思い込んでいた時期がある。
勝率70%でも1トレードに口座の30%を突っ込んでいれば、連敗すれば一瞬で終わる。
勝率と破産確率は直結していない——1トレードのリスク割合のほうがはるかに大きく影響する。
リスクオブルインを計算してみて、「1トレードの賭け金サイズがいかに重要か」を初めて数字で理解した。
それからロットの決め方が変わった。


