トレイリングストップとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「利益を伸ばしたいけど、戻されたくない」——この二つを同時に解決しようとした仕組みが、トレイリングストップ。
うまく機能すれば強力な武器になるが、使い方次第で足を引っ張ることもある。
意味・読み方
読み方:トレイリングストップ
簡単に言うと:価格が有利な方向に動くとにつれて、損切りラインも自動的に追いかけてくる注文のこと。
もう少し詳しく:通常の逆指値(ストップロス)は固定された価格に置くが、トレイリングストップは「現在価格から〇pips離れた位置」というルールで自動的にストップラインが移動する。
価格が上昇(ロングの場合)すれば、ストップも上に動く。
ただし逆方向には動かない。
これにより利益を確保しながら相場についていける。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 追従型逆指値 | 日本語での正式な呼び方 |
| トレール注文 | 略した言い方 |
| 移動ストップ | 意味をそのまま表した呼び方 |
仕組みのイメージ
ロング(買い)ポジションで、「現在価格から30pips下にストップ」と設定したとする。
価格が100円 → ストップは99.70円
価格が101円に上昇 → ストップは100.70円に自動移動
価格が102円に上昇 → ストップは101.70円に自動移動
その後、価格が101.70円まで下落 → ストップに触れて決済
価格が下がってもストップは追いかけない(101.70円のまま)。
これにより、上昇分の利益(約1.70円分)を確保した状態で決済できる。
トレイリングストップの使い方
MT4/MT5での設定
ポジションを右クリック→「トレイリングストップ」→pips数を選択。
ターミナルが稼働中の間のみ有効(PC・MT4が起動していないと機能しない)。
業者の自動機能として
一部の国内・海外FX業者では、注文画面でトレイリングストップを設定できる。
こちらはサーバー側で処理されるためPC不要。
よくある誤解・勘違い
「トレイリングストップを使えば確実に利益が確保できる」と思っていた。
実際に使ってみると、細かい値動きでストップに引っかかることが多かった。
30pipsのトレールに設定していたのに、少しの押し目(20〜25pips程度の一時的な反発)でストップに当たって決済されてしまう。
その後、相場はまた元の方向に進んでいく。
「もう少し余裕を持たせればよかった」となる。
トレールの幅は「相場のノイズ幅」に合わせる必要がある。
ATR(真の値幅)などを参考に、「通常の押し目・戻りの幅より少し広め」に設定するのが基本。
関連用語
- ストップロス(SL)
- 逆指値注文


