バットパターンとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
見たことある、あのW字っぽい形。
でもガートレーと何が違うの?って思ったことない? 数字が違う。
そしてその数字に、ちゃんと意味がある。
意味・読み方
読み方: バットパターン
簡単に言うと:
ハーモニックパターンの一種で、特定のフィボナッチ比率で構成された「W字型」または「M字型」の価格パターンのこと。
もう少し詳しく:
バットパターン(Bat Pattern)は、スコット・カーニーが2001年に発見・命名したハーモニックパターンの一つ。
X・A・B・C・D の5点で構成され、各折り返しポイントがフィボナッチ比率に従っていることが条件。
ガートレーと形状は似ているが、フィボナッチ比率が異なり、特にD点が深めの押し・戻しになる点が特徴。
D点を「潜在的反転ゾーン(PRZ)」として逆張りのエントリー根拠に使う。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| Bat Pattern | 英語表記。チャートツール上ではこちらで探す |
| バット | 短縮形。会話では「バット出てる?」のように使う |
| ハーモニック(バット) | ハーモニックパターンの一種として分類される |
フィボナッチ比率の条件
バットパターンを正確に認識するには、以下の比率条件をすべて満たす必要がある:
| 区間 | フィボナッチ条件 |
|---|---|
| AB | XAの0.382〜0.500リトレースメント |
| BC | ABの0.382〜0.886リトレースメント |
| CD | BCの1.618〜2.618エクステンション |
| XD(全体) | XAの0.886リトレースメント ← 最重要 |
D点がXAの0.886リトレースというのがバットパターン最大の特徴。
ガートレーのD点(XAの0.786)より深く、より大きく戻した位置にPRZが形成される。
ガートレーとの比較
| 項目 | バットパターン | ガートレー |
|---|---|---|
| D点の深さ | XAの0.886(深め) | XAの0.786 |
| AB区間 | XAの0.382〜0.500 | XAの0.618 |
| 反転の根拠 | 0.886という深い押し | 0.786の押し |
バットはガートレーより深く押す(または戻す)ため、エントリーポイントがより「安値(高値)に近い」位置になる傾向がある。
その分、直近安値・高値を割り込むリスクが高く、損切り設定の精度が重要になる。
よくある誤解・勘違い
「形がW字っぽければバットパターンとして使える」
これが最初のころの誤解だった。
ハーモニック系はフィボナッチ比率が厳密で、「それっぽい形」では成立しない。
D点が0.886でなければバットとは呼べないし、ABの深さが0.5を超えればそもそも条件を外れる。
実際にバットパターンとして自動検出ツールが表示したパターンでトレードしたとき、比率を自分で確認せずに入って機能しなかったことがある。
ツール任せにすると「それっぽいもの」が表示されることがある。
比率を自分で確認する習慣がないと、ハーモニックは使いこなせないと思った。
関連用語
- ハーモニックパターン ― バットパターンが属するフィボナッチ系パターンの総称
- ガートレー ― バットと比較されるハーモニックパターンの代表格


