高頻度取引とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「一瞬で何千回も注文が出てる」——これがHFTの世界だ。
個人トレーダーには縁遠いように思えるが、高頻度取引が市場の流動性を作り出している側面もある。
知っておくと相場の動きへの理解が深まる。
意味・読み方
読み方:こうひんどとりひき
簡単に言うと:コンピューターが1秒間に何千回もの注文を自動で出し入れする超高速取引のこと。
もう少し詳しく:高頻度取引(HFT:High Frequency Trading)とは、高性能なコンピューターとアルゴリズムを使って、ミリ秒(1000分の1秒)以下の速度で大量の注文を執行するalgo-trade(アルゴリズム取引)の一形態。
価格の微小な歪み(アービトラージ機会)を一瞬で捉えて利益を得ることを目的とする。
取引所に近い場所にサーバーを設置(コロケーション)して通信遅延を極限まで削減するのが特徴。
ecn(ECN)ブローカーなどの透明な環境でより活発に行われる。
個人トレーダーが直接対抗することは現実的に不可能な領域だ。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| HFT | High Frequency Trading の略。最も一般的 |
| 超高頻度取引 | より高速な取引を強調した表現 |
| アルゴ取引 | HFTを含む自動売買の総称 |
| フラッシュトレード | 瞬間的な大量売買という意味で使われることも |
HFTが市場に与える影響
HFTが個人トレーダーに関係してくる場面は主に3つある。
① 流動性の供給: HFT業者の多くはマーケットメイカーとして機能し、常に買値と売値を提示する。
これがスプレッドを狭める一因になっている。
② スプレッドの急拡大: 重要指標の発表直後などにHFTが一斉に注文を引っ込めると、スプレッドが瞬間的に拡大する。スキャルピングをするとその影響を直接受ける。
③ フラッシュクラッシュ: HFTが連鎖的な売り注文を引き起こし、数秒以内に価格が急落してすぐ回復する「フラッシュクラッシュ」が過去に起きている。
よくある誤解・勘違い
「HFTに対抗するために自分のEAも高速化しないといけない」と思い込んでいた。
個人トレーダーがHFTの土俵で戦うのは物理的に不可能だ。
コロケーションを持つ機関と、家庭用回線のトレーダーでは物理的な距離と速度が違いすぎる。
対抗するのではなく「HFTが動かしにくいスウィングやデイトレの時間軸で戦う」という発想の転換の方が正しかった。
関連用語
- アルゴリズム取引
- ECN


