「このゾーンまで下がったら たい」みたいな言い方、テクニカル分析ではよく出てくる。
1本の線で値動きを語るのではなく、「帯」として捉える考え方。
線で考えるか、帯で考えるかで、見える景色が結構変わってくる。
意味・読み方
読み方:ぞーん
簡単に言うと:価格が反応しやすい、ある程度の「幅」を持った価格帯のこと。
もう少し詳しく:ゾーンとは、サポートラインやレジスタンスラインのように1本の線で価格の反転ポイントを示すのではなく、ある一定の値幅(価格帯)全体を、相場が反応しやすいエリアとして捉える考え方のこと。
過去に何度も価格が反応した範囲や、大きな値動きの起点となったエリアなどがゾーンとして意識される。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 価格帯 | より直訳的な表現 |
| ゾーントレード | ゾーンを使ったトレード手法を指す表現 |
実践での使い方
「ライン」と「ゾーン」の一番の違いは、価格に対する考え方の精度だ。
サポートラインやレジスタンスラインは「この価格でピッタリ反応する」という前提に近いが、実際の値動きはピッタリ同じ価格で反応することは少なく、少し手前で反応したり、少し超えてから反転したりすることが多い。
ゾーンの考え方では、最初から「だいたいこの範囲で反応しやすい」という前提でエリアを設定する。
例えば、過去に複数回反転している価格帯がある場合、その安値から高値までの範囲をまるごと一つのゾーンとして捉え、「この帯に入ってきたら、反応する可能性を考慮する」という使い方をする。
ゾーンを引く際の値幅の決め方は人によって様々だが、よく使われるのは、過去の反転時のローソク足のヒゲ(高値・安値)を含む範囲を取る方法だ。
実体(始値・終値)の範囲だけでなく、ヒゲまで含めることで、「市場参加者が一度はその価格まで動いたが、そこから反転した」という履歴をゾーンに含めることができる。
トレードへの活用方法としては、ゾーンに価格が近づいてきたら、そこでのローソク足の形(反転を示唆するパターンが出るか)や、他のインジケーターのサインを確認するなど、「アクションを起こす準備をするエリア」として使うのが一般的だ。
ゾーンに入った瞬間に機械的にエントリーするのではなく、ゾーン内での値動きの反応を見て判断する、という使い方になる。


