原油とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
金(ゴールド)と並んで、FXトレーダーが必ず目を向けるコモディティのひとつが原油だ。
価格が動くときは相場全体に影響することもあるので、基本だけでも押さえておきたい。
意味・読み方
読み方:げんゆ
簡単に言うと:地面から掘り出した状態のままの石油のこと。
FXではその価格を取引対象とすることが多い
もう少し詳しく:石油の精製前の状態を原油という。
FX・CFD取引においては原油先物価格の値動きを投機・ヘッジ目的で取引することができる。
代表的な指標価格はWTI(West Texas Intermediate)と北海ブレント原油で、どちらも世界の石油市場のベンチマークとなっている。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| WTI | West Texas Intermediate。米国産の代表的な原油指標。多くのFX業者での取引ティッカー |
| Crude Oil | 英語での表記。チャートソフト等で使われる |
| USOil | MT4/MT5などのプラットフォームでよく使われるシンボル名 |
| 北海ブレント | もうひとつの主要指標。欧州・中東産原油の基準価格 |
原油価格を動かす主な要因
OPECの生産調整
OPEC(石油輸出国機構)加盟国が生産量を増減することで、供給量が変わる。
減産合意が発表されると価格は上昇しやすく、増産方針が出ると下落しやすい。
米国の在庫統計
毎週水曜日に発表される米EIA原油在庫統計は注目度が高い。
在庫増加は供給過剰を示唆して下落要因、在庫減少は需要強さを示唆して上昇要因として解釈されやすい。
地政学リスク
中東の政治・軍事情勢は原油生産に直接影響するため、有事の際に価格が急騰しやすい。
産油国で不安定な動きがあると即座に反応する。
米ドルとの逆相関
原油はドル建てで取引されるため、ドル高になると他通貨での購入コストが上がり、需要が落ちて原油安になりやすい。
ドル安の局面では逆の動きになりやすい。
FXトレーダーが原油を見る理由
原油価格はcommodity(コモディティ)の中でも特にカナダドル(CAD)との相関が強い。
カナダは主要な原油輸出国のため、原油高はCAD高につながりやすい傾向がある。USD/CADをトレードする際は原油価格の動向を確認するのが基本だ。
またxauusd(金)と並んで、リスク回避・リスク選好の局面での動きを読む参考にもなる。
よくある誤解・勘違い
「原油が上がれば円安ドル高」という単純な図式を信じていた時期があった。
原油高→産油国の通貨高という話とも違うし、日本が原油輸入国だから円安になるという話も実際には他の要因に埋もれることが多い。
原油と為替の相関は局面によって変わる。
「いつも○○通貨と連動する」という思い込みでトレードするのは危ない。
参考指標として見る習慣は持ちつつ、それだけで判断しないことが大切だ。
関連用語
- xauusd(金・ゴールド):原油と並ぶ代表的なコモディティ取引の対象
- commodity(コモディティ):原油・金・銀などの商品先物全般を指す概念


