下抜けとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
ロングを持っていて、「まあここで止まるだろう」と思っていたサポートを抜けてしまったとき。
あの絶望感、一度経験すれば忘れない。
それが下抜けだ。
意味・読み方
読み方:したぬけ
簡単に言うと:サポートライン(下値の支え)を価格が割り込んで、下方向に突き抜けること
もう少し詳しく:相場が下値支持として機能していたsupport-line(サポートライン)を価格が明確に割り込む動きのこと。
下抜けが起きると、それまで支えとして機能していたラインが逆にレジスタンス(上値抵抗)に転換する「サポレジ転換」が起きやすい。
また、下抜けを受けて損切りや追い売りが連鎖し、相場が加速することも多い。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| サポート割れ | 同義。より短い言い方 |
| ブレイクダウン | breakout(ブレイクアウト)の下方向バージョン |
| 下方ブレイク | やや硬い言い方。チャート分析の文脈で使われる |
| 下に抜ける | 動詞的な使い方 |
下抜けが引き起こす連鎖
下抜けが起きると市場では何が起きるか:
ロング勢の損切りが集中する
サポート付近でロングを持っていた人たちが一斉に損切りを出す。
この損切り(買い戻し→売り)がさらに価格を押し下げる。
ショート勢の新規参入が増える
「サポートが割れた=下降トレンドに転換」という判断でショートを入れる人が増える。
サポレジ転換が起きる
割れたサポートラインが今度は戻り売りのゾーン(レジスタンス)として機能し始める。
「ダマシの下抜け」に注意
下抜けがすべて本物のブレイクダウンになるわけではない。
一時的に割り込んだ後、すぐに価格が戻ってくる「ダマシ(フォールスブレイク)」も頻繁に起きる。
ダマシかどうかの判断基準:
– 終値での確認:ローソク足の終値でサポートラインより下を確定しているか
– 時間軸の確認:下位足での下抜けより、上位足での確認の方が信頼性が高い
– 出来高・勢い:下抜けに強い勢いがあるか(長い陰線など)
よくある誤解・勘違い
「下抜け=即ショート」と条件反射で売りを入れて痛い目を見た。
ダマシで反転されて踏み上げられるという最悪のパターンだ。
下抜けを見てからエントリーするより、一度サポートラインに戻ってきて(サポレジ転換を確認してから)ショートを入れる方が、勝率は安定しやすい。
「下抜け即売り」は相場に振り回されやすく、「確認してから売り」はチャンスを逃す代わりに精度が上がる。
どちらを選ぶかはトレードスタイルによるが、初めのうちは後者の方が損失が少ない。
関連用語
- breakout(ブレイクアウト):サポートやレジスタンスを価格が抜けること。下抜けはその下方向版
- support-line(サポートライン):下抜けが発生する「割れるライン」の本体


