指成行注文とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「指値で入りたいけど、刺さらなかったら成行に切り替えてほしい」——その希望を叶える注文方法が指成行注文だ。
指値の有利さと成行の確実性を組み合わせた実用的な注文形式だ。
意味・読み方
読み方:さしなりゆきちゅうもん
簡単に言うと:指値が約定しなかった場合、自動的に成行注文に変わる注文方法のこと。
もう少し詳しく:指成行注文(MIT:Market if Touched)とは、あらかじめ指定した価格に到達したとき、指値ではなく成行注文として執行される注文方式。
sashihe-order(指値注文)と異なり、価格が到達した時点での市場価格で約定する。
「確実に約定させたいが、成行で最初から入るより有利な価格を目指したい」という場面で使われる。
nari-yuki(成行注文)の確実性と指値の有利な価格設定を折衷した形だ。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| MIT注文 | Market if Touched の略 |
| 成行に変わる指値 | 機能をそのまま表した呼び方 |
| タッチ成行 | 価格に触れたら成行という意味 |
指成行注文と指値注文の違い
| 項目 | 指値注文 | 指成行注文(MIT) |
|---|---|---|
| 約定価格 | 指定価格以上(買い)または以下(売り) | 指定価格に触れた時点の市場価格 |
| 約定の確実性 | 不確実(刺さらない可能性あり) | 価格到達後に確実に約定 |
| スリッページ | 発生しにくい | 発生しうる |
| 主な用途 | 有利な価格での約定 | 価格到達後の確実な約定 |
MT4/MT5では標準的に「指成行」という単独の注文タイプは用意されていないが、一部のブローカーや注文システムではMIT注文として実装されている。
EAのロジックで「価格が到達したら成行でエントリー」という動作として実現することもある。
よくある誤解・勘違い
指成行注文を「スリッページがない指値の強化版」だと思い込んでいた。
MIT注文は価格に触れた時点で成行になるため、指標発表直後のような急変動局面ではスリッページが大きくなることがある。
「確実に約定する」という性質と「スリッページが発生しうる」という性質をセットで理解する必要があった。
関連用語
- 指値注文
- 成行注文


