オーダーブックとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「今この価格のまわりにどれだけの注文が積まれているか」——これを可視化したものがオーダーブックだ。
株の世界では「板」と呼ばれる。
注文の重なり具合がわかれば、価格がどこで止まりやすいかのヒントになる。
意味・読み方
読み方:オーダーブック
簡単に言うと:各価格帯に積まれている買い注文・売り注文の量を一覧で見ることができるデータのこと。
もう少し詳しく:オーダーブックとは、特定の通貨ペアについて、どの価格帯にどれだけの注文(指値・逆指値など)が積まれているかを示したデータまたは表示ツール。
ita(板)とも呼ばれる。
market-depth(マーケットデプス)とも似た概念で、買い注文が多い価格帯はサポートになりやすく、売り注文が多い価格帯はレジスタンスになりやすいという読み方ができる。
FXは株と異なり集中取引所がないため、オーダーブックはブローカーや情報ベンダーが独自に提供するデータになる。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 注文板 | 日本語での表現 |
| 板(いた) | 株式用語から転用 |
| マーケットデプス | 板の深さを示す関連概念 |
| オーダークラスター | 注文が集中している価格帯の呼び方 |
オーダーブックの読み方
オーダーブックの基本的な見方:
- 買い注文が厚い価格帯:価格が下落してきたとき、その水準で吸収されやすい(サポートとして機能しやすい)
- 売り注文が厚い価格帯:価格が上昇してきたとき、その水準で跳ね返されやすい(レジスタンスとして機能しやすい)
- 注文が薄い価格帯:価格が通過しやすく、急激な動きが出やすい
ただし、注文は成立前にキャンセルできるため「見えている注文」が必ずしも本物の意図を表しているとは限らない。
大口が見せかけの注文を置いて相場を動かす「見せ板」という行為も存在する。
よくある誤解・勘違い
「オーダーブックに大量の買い注文があるからここはサポートだ」と信じ込んだことがある。
買い注文の壁があったにもかかわらず、ある瞬間に一気に消えて価格が突き抜けた。
あとから考えると、大口が見せかけの注文を置いて相場参加者の意識を誘導し、消した瞬間に価格が動くという流れだった。
オーダーブックは「現在の注文状況の一断面」であって、次の瞬間に変わる可能性がある。
過信せず、あくまで参考情報として使うのが正しい使い方だと学んだ。
関連用語
- 板(いた)
- マーケットデプス


