PR

ケリー基準とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】

リスク管理
スポンサーリンク

ケリー基準とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】

「最適な賭け金の比率を数学で出す」——これがケリー基準だ。

ギャンブルの世界から来た理論だが、FXのposition-sizing(ポジションサイズ計算)にも応用できる。

ただし、そのまま使うには注意点もある。

意味・読み方

読み方:ケリーきじゅん
簡単に言うと:勝率と損益比から「長期的に資金を最大化するための最適な投資比率」を計算する数式。
もう少し詳しく:ケリー基準(Kelly Criterion)とは、1956年にジョン・ケリーが考案した、資金管理の理論的最適解を導く公式。

勝率と期待リターンから「各トレードに資金の何%をリスクにさらすべきか」を計算する。

トレードの文脈では、勝率が高くリスクリワード比が良い戦略ほど大きな比率を投資できることを示す。

expected-value(期待値)がプラスの戦略を前提にして使う。

別名・類似語・略称

表現 補足
Kelly Criterion 英語正式名称
ケリー公式 同義
最適投資比率 機能的な表現
フルケリー 計算値そのままを使う場合の呼び方
ハーフケリー 計算値の50%を使うリスク低減版

ケリー基準の計算式

項目 内容
f(最適比率) f = W − (1 − W) ÷ R
W 勝率(例:60%なら0.6)
R 勝ちトレードの平均利益 ÷ 負けトレードの平均損失(リスクリワード比)

例)勝率60%、リスクリワード比1.5のとき:
f = 0.6 − (1 − 0.6) ÷ 1.5 = 0.6 − 0.267 = 0.333(33.3%)

この場合、理論上は資金の33.3%を1回のトレードにリスクとしてさらすのが「最適」ということになる。

ただしこれは理論的な最大値であり、実際のトレードでそのまま使うのは非常に危険だ。

バックテストの勝率と実際の勝率はずれることがある。

そのため、計算値の25〜50%(ハーフケリー・クォーターケリー)で使うのが実践的な応用法とされる。

よくある誤解・勘違い

「ケリー基準を使えば最大利益が保証される」と思っていた。

計算して出た比率をそのまま使ったら、数回の連続損失(max-renhai)でポジションサイズが小さくなるスピードより口座が削れるスピードの方が速かった。

ケリー基準は「期待値がプラスであることが確実な場合」にのみ機能する。

バックテストの数値と実際の数値のズレが大きいと計算通りに動かない。

関連用語

  • ポジションサイズ
  • 期待値