大陰線とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
チャートを見ていて、突然「ドン」と出る真っ黒い長い棒。
あれを初めて見たとき、「これ何かでかいことが起きた?」って直感的に思った。
その直感は正しくて、大陰線は相場の空気が一気に変わったサインであることが多い。
ただ、どう使うかを間違えると手痛い目にあう。
意味・読み方
読み方:だいいんせん
簡単に言うと:実体(ローソク足の胴体部分)が非常に長い陰線のこと。
売り圧力が圧倒的に強かった1本。
もう少し詳しく:大陰線(Long Black Candle)は、始値から終値までの実体部分が極端に長い陰線(下落)のローソク足だ。
「どのくらいで大陰線と呼ぶか」に厳密な定義はないが、直近のローソク足の実体と比べて明らかに大きいものを指す。
上昇相場の中で出ると転換シグナルとなることがあり、下降トレンドの中で出るとさらなる下落の加速を示すこともある。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| Long Black Candle | 英語表記。Bearish Candleとも |
| 大黒線 | 別名のひとつ |
| 強い陰線 | 現場での口語的な表現 |
大陰線が出る状況と意味
上昇後の天井付近で出た場合:
買いで持ち上げてきた勢力が一気に崩れ、売り圧力が買いを圧倒した証拠。
急激な相場転換のシグナルとして機能することが多い。
下降トレンドの途中で出た場合:
下落の勢いが加速している。
トレンドフォローの売りポジションには追い風、逆張りの買いポジションには危険信号。
レンジ相場で出た場合:
下方向へのブレイクアウトを示す可能性がある。
ただしフェイクブレイクのリスクも常にある。
大陽線との比較
大陽線(上昇の強い足)と大陰線は対になる概念だ。
大陽線は「買いが圧倒した」、大陰線は「売りが圧倒した」という力関係を示す。
どちらも単独では方向感の確認が必要で、前後のコンテキスト(トレンド・位置・出現した価格帯)と合わせて解釈する。
よくある誤解・勘違い
「大陰線が出たから即売り」でやられたことがある。
下落後の安値圏で大陰線が出たのを見て「さらに落ちる」と売ったら、次の足から急反転してV字回復された。
あの大陰線は下落の最終局面でのパニック売り(クライマックスセル)で、むしろ売りが出尽くして底を打ったサインだった。
大陰線の出た「場所」を見ないといけない。
天井近辺の大陰線と底値圏の大陰線は意味が全然違う。
あと、ひげの長さも重要で、大陰線でも下ひげが長い場合は「売ったけど押し返された」という情報が含まれている。


