マーケットの魔術師とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「トレーダーになりたいなら、まずこれを読め」——そう言われる本が世界にいくつかある。
『マーケットの魔術師』はその筆頭だ。
意味・読み方
読み方:まーけっとのまじゅつし
原題: Market Wizards(マーケット・ウィザーズ)
著者: ジャック・シュワッガー(Jack D. Schwager)
どんな本か
『マーケットの魔術師』は1989年に出版されたインタビュー形式の投資書。
著者のジャック・シュワッガーが、1980年代に驚異的なパフォーマンスを記録したトレーダーや投資家を訪ね歩き、その思考・手法・哲学を引き出した本だ。
チャートの読み方やインジケーターの計算式ではなく、「一流のトレーダーはどう考えるか」を問い続ける構成が、後世のトレーダーたちに深く刻まれた。
シリーズは複数巻にわたって出版されており、『続・マーケットの魔術師』『新マーケットの魔術師』など後続作もある。
登場する主な人物
| トレーダー | 特徴 |
|---|---|
| ポール・チューダー・ジョーンズ | マクロトレーダー。1987年のブラックマンデーで大きな利益を上げた |
| ブルース・コブナー | ファンダとテクニカルを組み合わせた長期トレーダー |
| エド・スィコータ | システムトレードの先駆者。「趣味と実益を兼ねた投機」を語った |
| マイケル・マーカス | リスク管理の重要性を語ったトレーダー |
| リチャード・デニス | タートルズトレーダーの育成で知られる |
この本が伝えていること
登場するトレーダーたちの手法は全員バラバラだ。
テクニカル重視の人もいれば、ファンダメンタルズ派もいる。
短期もいれば長期もいる。
でも全員に共通するものがある——リスク管理の徹底と自分のルールへの忠実さだ。
「どんな手法で勝つかより、どう負けを管理するか」という問いに、それぞれの答えで応えている本でもある。
よくある誤解・勘違い
「魔術師たちの手法を真似すれば勝てる」と思って読んだ最初は、表面的な手法の話ばかりに目がいった。
でも何度か読み直すうちに、本当に伝えたいことは「心理・規律・リスク管理」であることに気づいた。
手法の模倣より、思考法の吸収。
この本はそういう本だ。
関連用語
- ポール・チューダー・ジョーンズ
- ブルース・コブナー
- エド・スィコータ


