平均回帰とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
価格が上がりすぎると戻ってくる、下がりすぎると戻ってくる——この「引力」みたいな動きに名前がある。
平均回帰だ。
逆張りトレーダーがよく口にする概念で、使いこなせると武器になるが、誤解すると逆に刺さる。
意味・読み方
読み方:へいきんかいき(リバーション、ミーンリバーションとも)
簡単に言うと: 価格は行き過ぎたら、いずれ平均的な水準に戻ってくるという考え方。
もう少し詳しく: 統計学の概念が起源で、「極端な値はいずれ平均値に近づく」という性質を相場に応用したもの。
FXでは、価格が移動平均線や直近の平均水準から大きく乖離したとき、そこから反転・回帰する動きを狙う戦略の理論的根拠として使われる。
レンジ相場と相性がいい。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| ミーンリバーション | Mean Reversionの直読み。英語圏のトレーダーが使う表現 |
| リバーション | 略して呼ぶときに使う |
| 回帰性 | 学術的な文脈で使われることもある |
| 逆張り | 平均回帰を根拠にしたトレードスタイルの呼び方 |
相場での使われ方
平均回帰を実際のトレードに落とし込むとき、よく使われる指標がある。
乖離率(かいり)
現在価格が移動平均線からどれだけ離れているかをパーセントで示す。
乖離が大きいほど「戻ってくる可能性が高い」と見る。
ボリンジャーバンド
標準偏差を使って価格の「行き過ぎ度」を可視化する。
バンド外に飛び出たら平均回帰を狙う、という使い方が代表的だ。
RSI・ストキャスティクス
売られすぎ・買われすぎを数値で示す。
これも平均回帰の発想が根底にある。
レンジ相場との親和性
平均回帰が機能しやすいのは、価格が一定のレンジ内を行き来しているレンジ相場(レンジ相場)だ。
上限に来たら売り、下限に来たら買い、中央の平均値に向かって動く——このサイクルが読みやすい。
逆にトレンド相場では機能しにくい。
「乖離が大きいから戻るだろう」と逆張りで入ったら、そのままトレンドに乗って価格がどんどん離れていく——という経験は多くのトレーダーがしている。
よくある誤解・勘違い
「行き過ぎたら戻る」を信じすぎて、トレンドに逆らい続けた時期があった。
ドル円が上昇トレンド中に「もう上がりすぎだろ」と売りを入れ、戻ってこないまま損切りを繰り返す。
平均回帰は相場がレンジのときに機能する理論であって、トレンドが出ているときは「平均そのものが動いている」状態だ。
まず相場の状態(トレンドかレンジか)を判断してから、平均回帰を使うかどうか決める——この順番が大事だった。
関連用語
- 乖離(kairi)
- レンジ相場(range-soba)


