フィルとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
注文を出した瞬間と、実際に成立した瞬間。
この二つは同じように見えて、少し違う。
意味・読み方
読み方:フィル
簡単に言うと:出した注文が実際に成立(約定)すること。
もう少し詳しく:フィル(Fill)とは、注文が市場で執行されて成立した状態のこと。
「約定(やくじょう)」と同義で使われることが多い。
成行注文ならほぼ即時フィルされるが、指値・逆指値注文は指定した価格に達するまでフィルされない。
フィルの質(Fill Quality / 約定品質)は、指定した価格と実際の約定価格の乖離(スリッページ)によって測られる。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 約定(やくじょう) | 日本語での正式な表現。意味は同じ |
| 注文成立 | 一般的な言い方 |
| 執行(しっこう) | 注文が実行されたというニュアンス |
| Filled | 英語で「約定した」という状態の表現 |
フィルの種類
| フィルの種類 | 内容 |
|---|---|
| 即時フィル | 成行注文。出した瞬間にフィルされる |
| 指値フィル | 指値注文。指定価格に達したときにフィル |
| 逆指値フィル | 逆指値注文。指定価格を超えたときにフィル |
| 部分フィル | 大口注文の場合、流動性が足りず一部だけフィルされること |
フィル品質(Fill Quality)とは
フィルの「質」は、希望価格と実際の約定価格の差で決まる。
- ゼロスリッページ:希望価格そのままで約定した。理想的なフィル。
- マイナスフィル(スリッページ):希望より不利な価格で約定した。
- プライスインプルーブメント(価格改善):稀なケース。希望より有利な価格で約定した。
スリッページが少ない業者は「フィル品質が高い」と評価される。
特にスキャルピングではフィルの質が損益に直結する。
よくある誤解・勘違い
「フィルされた価格が、指値注文の価格と少しずれていた」——最初は意味がわからなかった。
逆指値注文(ストップロス)が発動した後、希望していた価格より悪い価格でフィルされた。
「ここで損切りを出していたのに、なぜ違う価格になっている?」
これがスリッページだ。
逆指値はその価格に達したら「成行注文に変わる」仕組みのため、急騰・急落の場面では価格が飛んで希望より遠い価格でフィルされる。
損切りが効いたのに、思ったより多くの損失が出た理由がこれだった。
関連用語
- 約定(yakujo)
- 約定品質(execution-quality)
- スリッページ


