COGオシレーターとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「重心」という物理の概念をチャートに持ち込んだのがCOGオシレーターだ。
価格の「バランスが取れている中心点」を求めることで、そこから上下にどれだけ離れているかを測る。
シンプルだが発想が独特で、知ると面白い。
意味・読み方
読み方:シーオージー・オシレーター
簡単に言うと:価格の「重心(重さの中心)」を計算して、現在の価格がその重心からどれくらい離れているかを示すインジケーター。
もう少し詳しく:COG(Center of Gravity)オシレーターは、ジョン・エーラーズが考案したオシレーター系インジケーター。
一定期間の価格に対して「重み付け」を行い、その重心(平均的な中心点)を計算する。
現在価格が重心より大きく上に離れると売られすぎ、下に離れると買われすぎとして機能する。
oscillator(オシレーター)として0ラインを挟んで動き、mean-reversion(平均回帰)の概念を定量化したものだ。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| Center of Gravity | 正式名称 |
| 重心オシレーター | 直訳 |
| エーラーズCOG | 開発者名を冠した呼び方 |
COGの計算式と設計思想
| ステップ | 計算内容 |
|---|---|
| 重み付き合計 | Σ(終値 × (期間 − i)) i=0からN-1 |
| 合計 | Σ(終値) i=0からN-1 |
| COG | −(重み付き合計 ÷ 合計) |
マイナスを付けているのは「視覚的に値動きと自然に見える向き」にするためで、数学的な意味は変わらない。
設計の核心は「最近のデータに大きな重みをつける」という発想だ。
期間内の古い価格より新しい価格の方が重心を引きつける力が強くなる。
これにより単純移動平均より「現在に敏感」な重心位置が計算できる。
エーラーズはデジタル信号処理の専門家で、COGは「価格の波を物理的な物体の運動として捉える」という独自の視点から生まれた。
遅行しにくいインジケーターを目指した設計が随所に現れている。
よくある誤解・勘違い
「COGのラインを超えたらエントリー」という使い方をして、トレンド相場で連敗した。
COGはmean-reversion(平均回帰)、つまりレンジや過熱のリセットを捉えるのが得意なインジだ。
強いトレンドが出ている局面では「重心から離れている状態が続く」ため、シグナルが機能しにくくなる。
「レンジ相場のオシレーターとして使う」という前提が先にあって、トレンド判定を別のインジで確認してからCOGを見るという使い方に切り替えてからは、誤シグナルが減った。
関連用語
- オシレーター
- 平均回帰


