RCIとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
RSIやストキャスティクスは知っていても、RCIを知っているトレーダーは少し減る。
国産のオシレーターで、日本人トレーダーの間で独自に広まってきた指標だ。
意味・読み方
読み方:アールシーアイ
簡単に言うと:「時間の順位」と「価格の順位」のズレを数値化して、買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター。
もう少し詳しく:Rank Correlation Index(順位相関指数)の略。
指定した期間内で「時間(新しい順)」と「価格(高い順)」のそれぞれに順位をつけ、その順位の相関係数を計算する。
+100に近ければ「時間が経つほど価格が上がり続けている(強い上昇トレンド)」、−100に近ければ「時間が経つほど価格が下がり続けている(強い下落トレンド)」を示す。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 順位相関指数 | 日本語の正式名称 |
| ランク・コリレーション・インデックス | 英語の正式名称 |
計算式
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ①時間の順位付け | 最新の足を1位、次を2位…n期間目をn位とする |
| ②価格の順位付け | 最高値を1位、次を2位…最安値をn位とする |
| ③順位差を計算 | 各足の「時間順位 − 価格順位」を求め、差の2乗を合計 |
| ④RCI値 | RCI = {1 − (6 × Σd²) ÷ (n³ − n)} × 100 |
RCI = {1 − (6 × Σd²) ÷ (n³ − n)} × 100
(d:各期間の時間順位と価格順位の差、n:期間)
スピアマンの順位相関係数を使っているのが設計の核心だ。
RSIが「値幅の変化量」を使うのに対して、RCIは「順序・ランキング」を使う。
これは「どれだけ動いたか」ではなく「どういう順番で動いたか」に注目する設計で、急騰・急落の影響を直接的に受けにくい構造になっている。
n(期間)の設定で短期・中期・長期の3本を重ねて使うのが定番。
9・26・52などが一般的な設定で、一目均衡表の期間と合わせている人もいる。
短期RCIが先に動いて中長期RCIが追いかけてくるとき、トレンドが発生しやすいという使い方だ。
読み方の基本
| RCI値 | 意味 |
|---|---|
| +80以上 | 買われすぎゾーン→売りを意識 |
| −80以下 | 売られすぎゾーン→買いを意識 |
| 0付近 | 方向性なし・中立 |
| +100 / −100 | 完全なトレンド(この期間は全足が一方向) |
よくある誤解・勘違い
RCIが−80を割ったからと買いを入れ続けたら、−100に張り付いたまま下落し続けたことがある。
「売られすぎ=すぐ反転」ではなく、強いトレンドでは−100付近に貼り付いたまま動き続ける。
オシレーターは逆張りの「気づき」には使えるが、トレンドの強さを無視して逆張りの根拠にするのは危険だ。


