口先介入とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
意味・読み方
読み方:くちさきかいにゅう
簡単に言うと:政府や中央銀行の当局者が、実際に為替市場に介入するのではなく、言葉(発言)によって相場に影響を与えようとすること。
もう少し詳しく:口先介入(Verbal Intervention)とは、財務大臣・日銀総裁などの要人が「現在の為替水準は適切でない」「必要な措置を取る用意がある」などの発言を行い、実際のintervention(為替介入)なしに市場心理を動かそうとする行為。
市場参加者が「本当に介入するかもしれない」という警戒感を持つことで、発言だけで相場が動くことがある。
実際の介入(実弾介入)と異なり、コストがかからない点から頻繁に使われる手段だ。
特にboj(日本銀行)や財務省は円安が進む局面での口先介入が知られている。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 言葉による介入 | そのままの表現 |
| Verbal Intervention | 英語表記 |
| 牽制発言 | 市場を牽制する発言という意味 |
| 要人発言 | 口先介入を含む広い表現 |
口先介入の効果と限界
口先介入の効果は「市場の疑心暗鬼」を利用したものだ。
「当局が動くかもしれない」という警戒感だけで円買いが入り、円安が一時的に止まることがある。
しかしこの効果は長続きしないことが多く、ファンダメンタルズ(金利差など)による圧力が強ければ、口先介入後もじりじりと元の方向に戻る。
繰り返し口先介入が行われながら実弾が出ない場合、市場の慣れが生じて効果が薄れる。
逆に「そろそろ実弾が来るかもしれない」という緊張感が高まると、発言の信頼性が上がって効果が大きくなる。
実弾介入への警戒感が高まるのは一般に「口先介入を繰り返しても効果が薄れてきた段階」や「一定の水準を超えた時」とされる。


