スキャルピングとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
数秒〜数分で決済する。
1回の利益は数pips。
それを何十回と繰り返す——それがスキャルピングだ。
「楽して稼げる」とよく言われるが、実際は全トレードスタイルの中で最も過酷だと思っている。
意味・読み方
読み方:すきゃるぴんぐ
簡単に言うと:数秒〜数分という超短い時間でポジションを売買するトレードスタイル。
もう少し詳しく:1回のトレードの保有時間が数秒〜数分と極めて短く、少ない値幅(数pips〜十数pips)を何度も取ることで利益を積み上げるトレードスタイル。
「スキャル」と略されることが多い。
スプレッドの影響を強く受けるため、スプレッドが狭い業者・通貨ペアの選定が重要になる。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| スキャル | 最もよく使われる略称 |
| 超短期売買 | トレードスタイルを直接表した表現 |
| HFT(高頻度取引) | High Frequency Trading。機関投資家のアルゴ版スキャルピング的な手法 |
| 鞘取り | 価格差を抜くという意味での古い表現 |
他のトレードスタイルとの比較
| スタイル | 保有時間 | 1回の目標値幅 | 取引回数/日 |
|---|---|---|---|
| スキャルピング | 数秒〜数分 | 数〜十数pips | 数十回以上 |
| デイトレード | 数分〜数時間 | 十数〜数十pips | 数回〜十数回 |
| スイングトレード | 数日〜数週間 | 数十〜数百pips | 週数回程度 |
| 長期トレード | 数週間〜数ヶ月 | 数百pips〜 | 月数回程度 |
スキャルピングで重要な要素
スプレッドが命
1回の利益が5pipsのスキャルで、スプレッドが2pipsなら実質3pipsしか残らない。
スプレッドが広い業者・通貨ペアではスキャルはそもそも成立しにくい。
主要通貨ペア(ドル円・ユーロドルなど)でスプレッドの狭い業者を選ぶことが前提になる。
約定力
注文を出した価格で約定されるかどうか。
スキャルピングでは数pipsの差が勝敗を分けるため、約定拒否・スリッページが多い業者では機能しない。
禁止業者に注意
スキャルピングを禁止している業者がある。
規約を確認してから使うのが必須だ。
よくある誤解・勘違い
「スキャルはすぐ決済するから楽」と思っていた。
これが大間違いだった。
スキャルは1日に何十回もエントリーと決済の判断をする。
1回1回の判断は速いが、その分だけ判断の回数が多い。
集中力の消耗が激しく、午前中に集中してトレードするだけで頭が疲弊する。
しかも1回の損失が小さいがゆえに「もう1回」「もう1回」と繰り返してしまい、気づいたら損失が積み上がっていた——という経験を何度もした。
スキャルは「楽なトレード」ではなく「高速で判断を繰り返す消耗戦」だ。
自分の性格・生活スタイルに合っているかを冷静に考えてから選ぶべきトレードスタイルだと思っている。
関連用語
- デイトレード
- スイングトレード


