両建てとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「下がるのも怖いけど、上がるのも怖い」。
そんな迷いから生まれるのが両建てです。
一見「リスクを抑えてる」感じがするんですが、実際にはちょっと違う側面もあります。
私自身、これで何度も時間を浪費した経験があるので、今日はその話も交えて解説します。
意味・読み方
読み方:りょうだて
簡単に言うと:同じ通貨ペアで、買い注文と売り注文を同時に持つことです。
もう少し詳しく:例えば米ドル/円を1万円分「買い」で持っていて、さらに同じ1万円分を「売り」で持つと、それが両建ての状態になります。
買いポジションは価格が上がれば利益、下がれば損失になりますが、売りポジションはその逆になるため、両方持っていると、損益が打ち消し合うような形になります。
これを利用して、「相場の方向がわからない時に一時的に損失の拡大を止める」「重要な経済指標の発表前にどちらに動いても対応できるようにする」といった目的で使われることがあります。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| ヘッジ | 両建てに近い考え方として使われる表現 |
両建てが使われる場面
両建ては、主に以下のような場面で使われることがある。
- 経済指標の発表前など、相場の方向が読みにくいタイミング
- すでに持っているポジションが損失方向に進んでいるが、損切りするかどうか判断に迷っている時
- 異なる口座や業者間で、スワップポイントの差を利用しようとする場合
ただし、両建てをしても損益が完全にゼロになるわけではない。
買いと売りそれぞれにスプレッドがかかるため、両建てをした時点で、その分のコストは確定してしまう。
また、決済のタイミングを間違えると、結局どちらか一方の損失だけが確定してしまうこともある。
よくある誤解・勘違い
私が両建てを最初に使ったのは、保有していた買いポジションが大きく下落して、損切りするのが怖くなった時でした。
「とりあえず売りも入れておけば、これ以上は損しないはず」と思って、同じロット数で売り注文を入れたんです。
たしかにその瞬間から、価格が動いても損益の合計は変わらなくなりました。
でも、結局相場の方向がわからないという根本的な問題は何も解決していなくて、「いつ、どちらを決済するか」という新しい難しい判断を、さらに追加してしまっただけだったんです。
結局、数日間悩んだ末に、買いポジションを損切りして売りポジションだけを残すという選択をしたんですが、その間のスプレッドコストと、悩んでいた時間そのものが、純粋なコストになってしまいました。
両建ては「損切りを先延ばしにする道具」として使うと、問題を解決せずに先送りするだけになりやすいんだなと、身をもって学びました。
関連用語
- ヘッジ
- 損切り
- ポジション


