じり高とは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
「なんか地味に上がっていく」という感覚、チャートを眺めていれば必ずある。
大きなサプライズもなく、じわじわと少しずつ上がっていく。
それがじり高だ。
意味・読み方
読み方:じりだか
簡単に言うと:大きな勢いはないが、じわじわと少しずつ価格が上昇し続ける状態のこと
もう少し詳しく:急騰や急落のような激しい動きではなく、小幅な上昇が積み重なって価格水準が切り上がっていく相場の状態を指す。
「じり」は「じりじり(少しずつ着実に)」という表現から来ており、ゆっくりとした持続的な動きのニュアンスを持つ。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| じわじわ上がる | 同じ意味のより直感的な表現 |
| ジリ高 | カタカナ表記。同義 |
| 小幅続伸 | ニュースや相場レポートでの言い回し |
| uptrend(上昇トレンド) | じり高はその緩やかな版。概念の上位に位置する |
じり高が起きる背景
じり高が続く相場には、決定的な買い材料があるわけでもなく、かといって売り材料も出てこない局面が多い。
具体的には:
実需の買いが継続している場面
貿易黒字国の通貨や、経常収支が継続的に黒字の国の通貨は、実需の買いが長期的に入りやすく、じり高傾向になりやすい。
金利差が支える相場
スワップポイントが有利な通貨ペアは、機関投資家や長期保有者の買い継続によってじり高になりやすい。
急騰はしないが、売りを吸収しながら少しずつ上がっていく。
材料待ちで方向感が出にくいとき
大きなイベントを控えて積極的に動けない中で、全体のセンチメントが強気に傾いているときにじり高になることがある。
トレーダー目線での使い方
「じり高の相場」と感じたとき、トレーダーはどう動くか。
ロング保有者
利益が乗っているなら「引っ張りどき」と判断できる。
急騰なら利確を急ぐが、じり高なら少し長めに持って積み上げる選択肢もある。
ショート狙い
じり高の中でショートを入れると「売れるのに上がっていく」状態にされやすく、損切りが累積しやすい。
「じり高中は売りに不利」と覚えておくと余計な損を避けやすい。
よくある誤解・勘違い
「じり高は弱い上昇だから、そのうち下がる」という発想でショートを入れ続けた時期がある。
でもじり高は案外しぶとい。
急騰したものは急落もするが、じわじわ上がったものはじわじわとしか下がらないこともある。
「動きが小さい=反転が近い」という先入観は、じり高相場では通用しないことが多い。
関連用語
- uptrend(上昇トレンド):じり高を包含する、価格が継続的に上昇していく状態全般


