フェアバリューとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
今の為替レートは「適正」なのか——その問いへの答えが、フェアバリューという概念にある。
意味・読み方
読み方:フェアバリュー
簡単に言うと:経済理論や各種指標から算出される、理論上の「適正な為替レート」のこと。
もう少し詳しく:フェアバリュー(Fair Value)とは、購買力平価(PPP)・金利差・経常収支・インフレ率などの経済的ファンダメンタルズから導き出される、理論上の適正為替レートのこと。
現在の市場レートがフェアバリューより高ければ割高、低ければ割安と評価される。
ただし市場レートがフェアバリューに収束するまでの時間は読めない。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 適正価格 | 日本語での一般的な言い方 |
| 理論価格 | モデルから算出された価格という意味 |
| PPPレート | 購買力平価から算出したフェアバリューの一種 |
| 均衡レート | 中長期的に収束するとされる水準 |
フェアバリューの主な計算方法
① 購買力平価(PPP)
「同じものが世界中で同じ価格で買えるはず」という前提から、2国間のインフレ率の差をもとに計算する方法。
OECDやビッグマック指数が有名な例だ。
② 金利平価
2国間の金利差が為替レートに反映されるという理論。
金利が高い国の通貨は将来的に割り引かれるはずという考え方。
③ 経常収支モデル
貿易黒字が多い国は外貨の流入が多く、通貨が強くなる傾向があるという考え方から算出する。
フェアバリューとトレードの関係
フェアバリューは短期トレードの直接的なシグナルにはなりにくい。
理由は「市場が理論値から大きく乖離したまま、何年も続く」ことが珍しくないからだ。
「割安だから買い」という発想は、長期投資には機能する場面があるが、FXの短〜中期トレードでは単独の根拠には弱い。
フェアバリューが使われる場面:
– 長期的なトレンドの方向性の補助として
– 「現在のレートはファンダ的に見て高い・安い」という環境認識として
– 機関投資家が中長期ポジションの方向性を判断する根拠として
関連用語
- 購買力平価(ppp)
- ファンダメンタルズ分析(fundamental-analysis)
- 均衡レート


