見たことある? 普通の三角形とは逆に、値動きがどんどん広がっていく形。
上値と下値が逆方向に開いていく。 の中でも扱いにくい部類で、「ラインを引いたはいいけどどこで入ればいいの」という声が多いパターン。
意味・読み方
読み方:ブロードニングフォーメーション
簡単に言うと:価格の高値が切り上がりながら、同時に安値も切り下がっていき、値動きの幅がどんどん広がっていくチャートパターンのこと。
もう少し詳しく:三角形パターンとは対照的に、上値ラインと下値ラインが末広がりになる形。
「拡大フォーメーション」「ラッパ型」とも呼ばれる。
ボラティリティが拡大している状態で出現しやすく、方向感がつかみにくい。
方向を定めにくい点では、最も扱いが難しいチャートパターンの一つ。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| 拡大フォーメーション | 日本語での一般的な呼び名 |
| ラッパ型 | 形状のイメージから |
| Broadening Formation | 英語表記 |
| ブロードニング | 省略した言い方 |
三角形パターンとの違い
| 比較 | 三角形パターン | ブロードニングフォーメーション |
|---|---|---|
| 形状 | 収束・先細り | 拡散・末広がり |
| ボラティリティ | 低下 | 拡大 |
| エネルギー | 溜まっていく | 放出されている |
| 方向感 | 比較的読みやすい | 読みにくい |
| ブレイクの明確さ | 出やすい | 出にくい |
なぜ出現するのか
ブロードニングフォーメーションは、市場参加者が方向感を見失い、感情的な売り買いが交互に強まっているときに現れやすい。
上昇すると「もっと上がる」という楽観から高値を更新し、その後今度は「やはり下げる」という悲観から安値を更新する。
この繰り返しが広がる形を作る。
重要な指標発表や政治的イベントを控えた不確実な局面で出やすいとされる。
エントリーの考え方
ブロードニングフォーメーションは「パターンを確認して方向を決める」のではなく、「上値ラインや下値ラインで逆張りする」アプローチが基本。
下値ラインに到達してから反発を確認してロング、上値ラインに到達してから反落を確認してショート——というライン反発の戦略として使う。
ただし、ラインを突き破って勢いがついた場合はその方向への継続として扱う。
方向ブレイクを待つより、ライン反発の方が機能しやすいパターン。
よくある誤解・勘違い
「末広がりになってるからブレイクを待とう」と思っていたが、なかなかブレイクが来なかった。
ブロードニングフォーメーションはブレイクよりもライン内での往復が続くことが多い。
ブレイクを待ち続けて、ようやくブレイクしたと思ったらダマシ、というケースも多い。
このパターンは「方向感がない局面のシグナル」として捉え、無理にトレードしないという判断も立派な選択肢。
相場を読みにくいパターンを無理に取りにいくより、明確なセットアップが来るまで待つ方が長期的には良い結果が出た。


