ベージュブックとは?意味・読み方を美容師トレーダーが解説【FX用語集】
意味・読み方
読み方:ベージュブック
簡単に言うと:アメリカのFRB(連邦準備制度)が年8回発行する、米国各地域の経済状況に関する報告書のこと。
もう少し詳しく:正式名称は「地区連銀経済報告(Summary of Commentary on Current Economic Conditions by Federal Reserve District)」。
FRBの12の地区連銀がそれぞれ管轄地域の企業・消費者・金融機関などからヒアリングした経済状況を取りまとめた報告書。
FOMC(連邦公開市場委員会)の約2週間前に公表され、金融政策の判断材料として市場に注目される。
別名・類似語・略称
| 表現 | 補足 |
|---|---|
| FRB地区連銀報告 | 正式名称に近い表現 |
| Beige Book | 英語表記。表紙がベージュ色であることが名称の由来 |
| 地区連銀報告 | 略した言い方 |
発表スケジュールと内容
年8回、FOMCの約2週間前(通常は水曜日)に公表される。
各地区連銀が取りまとめた内容を集約したもので、数値データよりも定性的な記述(インタビューやヒアリング結果)が中心。
主な記載内容は以下の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 経済活動 | 全体的な景気の方向感(拡大・縮小・横ばい) |
| 雇用・賃金 | 採用状況・賃金上昇・人材不足など |
| 物価・インフレ | 価格転嫁の動向、コスト上昇の実態 |
| 消費・小売 | 個人消費の動向 |
| 製造業・不動産など | セクター別の状況 |
FX相場への影響
ベージュブックの内容が「経済は堅調・インフレ圧力が強い」であれば、FRBの利上げ継続・ドル買いにつながりやすい。
逆に「景気減速・物価の落ち着き」が記述されていれば、利下げ観測からドル売りにつながりやすい。
ただし数値指標(NFP・CPIなど)に比べてインパクトは穏やかなことが多い。
市場が既に折り込んでいる内容と大きくずれなければ、発表時の値動きは限定的なこともある。
関連用語
- FOMC
- FRB
- 景気


